西山歴史街道8つのエリア(1)


HOME > 勉強会 > 西山歴史街道8つのエリア(1)

西山歴史街道8つのエリア(1)A〜D

0914-011マップa.jpg画像出典:西山歴史街道パンフレット&マップ「みちくさ」(高岡市教育委員会文化財課 平成21年)

西山歴史街道 8つのエリア区分について

上図は、8つのエリアの位置を示すため、『みちくさ』と名付けられた「西山歴史街道パンフレット&マップ」(高岡市教育委員会文化財課 平成21年)から取り込んだものです。
エリア区分の実施は、合併前の旧福岡町で作成された「富山福岡西山丘陵整備基本構想」(福岡町教育委員会 平成17年)の策定の際に、AエリアからDエリアまで指定(掲載)されたのがきっかけのようです。

その意図するところは「基本構想では、対象地区の現状をわかりやすく整理するために、丘陵全体を以下に示した4つのエリアに区分した。これらの区分は、丘陵の地形、文化財分布状況、そして地元自治会の範囲等を参考にした。」(p36)とあります。旧高岡市のEエリアからHエリアも同様の基準によるものと思われます。
※ 以下にAからDエリアを、こちらにEからHエリアについて記載します。

Aエリア

0914-011マップ_A.jpg画像出典:西山歴史街道パンフレット&マップ「みちくさ」(高岡市教育委員会文化財課 平成21年)

Aエリアの特性と価値 (Googleマップへ

 上野(うわの)の古墳群を中心とするエリア。丘陵には、直径5~13mの円墳が多く分布しているが、その多くは学術的な調査が実施されていないため、詳細は不明点が多い。上野西古墳群にある上向田経塚からは、町指定の文化財になっている珠洲焼の経筒が発見された。
 また、上野の集落を囲む形で広がっている上野A遺跡は福岡町の代表的な縄文期の遺跡であり、多くの土器片や住居跡が見つかっている。このことから縄文の時代からこの地域が人の居住に適していたことが分かる。(「富山福岡西山丘陵整備基本構想」(福岡町教育委員会 平成17年)p54より引用)

Bエリア

0914-011マップ_B.jpg画像出典:西山歴史街道パンフレット&マップ「みちくさ」(高岡市教育委員会文化財課 平成21年)

Bエリアの特性と価値 (Googleマップへ

 福岡町歴史民俗資料館を中心とするエリア。資料館では、福岡町の歴史資料や民俗資料から地域の歴史と文化を学ぶことが出来る。資料館の北東に位置する土屋古墳群には、町で最大規模の円墳や方墳の存在が確認されている。西明寺塚五輪塔は、北陸の中では、早い時期から造られた貴重な存在である。
 エリア内には、まとまった菅田がある。また、資料館近くの平場は、菅干し場として利用されており、7月には、町の風物詩の一つである菅干しの風景が見られる。(「富山福岡西山丘陵整備基本構想」(福岡町教育委員会 平成17年)p54より引用)

Cエリア

0914-011マップ_C.jpg画像出典:西山歴史街道パンフレット&マップ「みちくさ」(高岡市教育委員会文化財課 平成21年)

Cエリアの特性と価値 (Googleマップへ

 鴨城跡を中心とするエリア。加茂山の山頂にある山城で、大規模な縄張りを持つ山城である。鴨城の機能の一部で当時は見張り台であったと考えられる元取山からは、町内はもちろん砺波平野を一望することができる。鴨城の下には、加茂横穴墓群があり、合計26基の横穴墓が確認されている。袋谷の滝など、美しい自然景観が、加茂集落のすぐ背後に存在している。(「富山福岡西山丘陵整備基本構想」(福岡町教育委員会 平成17年)p54より引用)

Dエリア

0914-011マップ_D.jpg画像出典:西山歴史街道パンフレット&マップ「みちくさ」(高岡市教育委員会文化財課 平成21年)

Dエリアの特性と価値 (Googleマップへ

 赤丸城跡と赤丸浅井神社を中心とするエリア。赤丸城跡は、城ヶ平山の山上に大規模な縄張りを持つ山城である。多くの遺構のうち山上にある素掘井戸は、県内でも貴重なものであり、地元では「殿様池」と呼ばれ、古くからその存在が知られていた。その赤丸城の直下の山腹にある城ヶ平横穴墓群は52基の横穴が確認されている。明治41年に行なわれた発掘では、多くの人骨や刀剣や勾玉等の副葬品が出土した。
 赤丸浅井神社は、「延喜式」にも記されている長い歴史を持つ神社である。境内には、樹齢1000年以上のケヤキが2本立っており、それぞれ県と町の天然記念物に指定されている。
 また、富山県内でも、西山丘陵でしか見られない里山の貴重な植物の分布がこのエリアで確認されるなど、豊かな自然環境を有している。(「富山福岡西山丘陵整備基本構想」(福岡町教育委員会 平成17年)p54より引用)

1234