新春里山探索会


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変容する山の姿……その現代事情

今年最初の里山探索会

0914_100321-009a.jpg画像A 風や雪で荒れてしまった山の斜面(手洗野の裏山)平成22年(2010年)3月21日(日曜日)
今年最初の里山探索会が、時折小雨のぱらつく中行われました。
手洗野(たらいの)から山へ登ったのは男女18名。取材者(私)にとっては西山丘陵に始めて足を踏み入れる機会となりました。(手洗野>Googleマップ

人の手が入らなくなった西山歴史街道沿いの「里山」は今危機に瀕していると言われています。(画像A)
風と雪のなすままに、倒れ折り曲げられた木々が痛々しくその姿を曝(さら)していました。それでも自然に近いままの尾根を歩くのは清々(すがすが)しく、同時に、これまで意識することのなかった歴史との対面に感動を覚えることなりました。(画像B)


もとは山だった

0914_100321-055_057a.jpg画像B
上の画像(画像B)は、手洗野の山の尾根から撮影したものです。
(ここは8つのエリアのうちの<Gエリア>に該当します)
手前の白い屋根の建物はタカギセイコー高岡工場で、道路をはさんだ先に広場が見えます。その向こうの橋脚の連なりが能越自動車道、その奥、田んぼの先で小矢部川が大きく弧を張り出しています。さらに遠方の正面やや左手に高岡駅が位置しています。……実は、この眺望は山を切り崩して見えるようになったのだそうです。そのように探索会に参加された地元の方からうかがいました。何でも、能越自動車道に使用する土盛り用の土を、正面(画像B)の山を切り崩して調達したとか。

例えば、国土地理院が提供する次の二つの空中写真を比べてみて下さい。
A 1967年に撮影の空中写真
B 2003年に撮影の空中写真
変容した山の姿がお分かりになるでしょうか。

下図(画像C)左上に「手洗野」と地名が記されています。そのあたりに注目して、1967年と2003年の空中写真で見比べてみることで山容の変化に気づかれることでしょう。
詳細については未確認ですが、一本の道路が通ることで山はその姿を変え景観が一変した例と言えそうです。西山歴史街道の現代史の一面です。

0914-011マップ_G.jpg画像C 大きく蛇行する小矢部川に注目して前記の空中写真を見比べてください

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