余興 かっちゃ

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夜のとばりがおり、提灯に灯がともると、 腹の底からに響きわたるような山鹿流出陣太鼓のお囃子とともに、 地鳴りを立てながら「かっちゃ」が始まります。
何度も何度もぶつかり合う山車。 鳴り響く地響き。夜空に揺らぐ提灯。歓声とどよめき。 男たちの命が漲る瞬間です。 その身震いするような迫力は、 人々を興奮の渦に巻き込み伏木の町は夜遅くまで熱狂に包まれます。

港町ならではの荒々しいまつり。 しかし、決して人は争わない。 長い伝統が生んだ、 神人和楽の一大ページェントであり、 伏木けんかやままつりの醍醐味といえます。



かっちゃとは
かっちゃのはじまり
かっちゃにかける男達


かっちゃとは

かっちゃの前,気合いの入っている総代


2台の山車が走り出した.


激突の瞬間! 轟音とともに提灯が激しく揺れる.

両総代が納得するまで,何度もぶつかり合う.


最後は,総代の握手で終る.



かっちゃのはじまり
以前は、昼夜を問わず「かっちゃ」が行われていた。 奉曳(巡行)の途中で、山車で進路を塞ぎ、 他の山車を閉じ込め自分たちの町内だけで祭をしようとした。 閉じ込められた山車は、邪魔をするなら、 力ずくでと山車をぶつけたのが始まりとされています。
なので、昔は「かっちゃ」は時間も場所も決まっておらず、 邪魔をする山車を壊してしまおうというものでした。
現在では、それでは危険すぎるということで、 場所と時間を決めて余興として行われるようになりました。
しかし、余興とはいっても男たちの心意気は変わらず、 かっちゃにかける男たちの情熱は熱い。


かっちゃにかける男たち
かっちゃの準備は一年前から始まる。 つまり、その年のまつりが終わると すぐに次の年のまつりの準備が始まるのです。
まず、けんかやまの特徴のひとつである付け長手をどのような形に 組むのか考える。算段(さんだん)と呼ばれ重要な機密情報となります。
雪が降りそうな頃に山へ付け長手に最適な形の良い大木(かしの木)を取りに行き、 切倒した大木は枝を切り落とし、数か月から1年、川に沈める。 木の中の虫を殺す。水の中で乾かすという解釈もあります。
春先に川から大木を引きあげ、山車に付けるための加工を行います。 1,2週前から加工の終わった付け長手を縛り始めます。 他町の山車の算段を予想しながら、 山車を組み上げ当日のまつり、「かっちゃ」に備えるのです。


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