レポート of 金屋町まちづくり協議会

重要伝統的建造物群保存地区 鋳物師の町  高岡市金屋町 

先進地視察レポート

新潟市「小路めぐり」 11月10日

 平成12年から継続して行っている金屋町の先進地視察を14回目の今回は、昨年5月に宗泉寺で開かれた「西村幸夫 町並み塾 in 高岡」にてゲストでご講演頂いた池田博俊氏(新潟市都市政策部部長)のテーマ「新潟の町 小路めぐり」の見せ方を11月10日に参加者31名で現地見聞してきました。

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 当日は雨風が強い荒天で足元が悪く難渋しましたが、まずは風雨の様子を見ようと言うことで、交流会を先に行い「まち歩きマップ」のイラストをデザインされた野内 隆裕さんから説明を受けた。

 その後、参加の皆さんは元気がよくせっかくここまで来たのやから“小路めぐり”をしようということになり全員で散策してきました。
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小路めぐりの運営方法とは・・・

1.言葉だけでは伝えにくい小路の魅力を少しでも多くの人に知ってもらいたい。
2.小路の風景をイラスト化し、現地の電信柱に張り出していった。
3.新潟市の池田次長(当時)は行政の立場で「『まちづくり』から『まちづかい』への進化が必要と考え、『ないものねだり』から『あるもの探し』の視点で『まちを楽しむ』仕組みを考えていた。
4.旅行雑誌の「るるぶ」などによく紹介される東京下町を売りにしている谷中、根津や千駄木などの小路を見にいった、隣に大きなビルが見えるようなところをプロの写真は良いところだけを上手く見せている。
5.実地を見れば大したことのないがっかりする様な所でも、ほんの些細な良い所を切り取って前面に出してイラストとしてデザイン化して“見せるマップ”と“案内板”をまち歩きを楽しむツールとして行政と共同で作成した。
6.町の人々はマップに掲載されたり、通る人に楽しんでもらったり 又 子供が来ると親切になるなど、より一層景観の手入れや整備に努力されようになっている。
7.歴史や地形だけを説明するのでなく、「 ~ で楽しむ」と言う考え方を前面に出して小路、地形や歴史的なことだけではなくシティガイドの方々は、“美味いもの廻りで”、“妖怪コースで”、“俳句で”または“建築物で”など自分でも楽しみを見つけるため日々努力を行っている。

上記の活動による(「仕掛け人」⇔「案内人」⇔「町の人の活用」)などの楽しく見せるための仕組みに対して最近「グッドデザイン賞」を受賞した。
今後は、このグッドデザイン賞をどう活かしていくかが課題であるようだ。

レポート・写真 棚田義宏