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■タイの植林に参加して

二上山総合調査研究会
折田 一実

 農業開発協力や環境保全に取り組む(財)オイスカ富山県支部などが主催する「緑の植林協力隊」(タイ、ラノーン県:2006年10月12日〜17日)へ参加しました。

 参加者は総勢31名で、富山県ナチュラリストの仲間6名と一緒にタイ南部のラノーン(ミヤンマー国境の町)の海でマングローブを植える植林でした。

  ラノーンは一昨年スマトラ沖地震による津波で大被害をうけたプーケットから270km程離れ、広大なマングローブ林を見ることができ、植林の必要を感じさせませんが、上空から見ると「疎」(まばらな様子)になっている事がわかります。

 現在マングローブ林の伐採は前面禁止となっていますが、かつての伐採により、マングローブ林の周辺地域は荒れ果てた状態が取り残されているといわれています。

 植林対象地は生え方が疎林で、再び健全な状態に戻すためには8,000haもの植林が必要だそうです。

 そこでタイ天然資源省は、国を挙げてマングローブ林再生への取り組みを行っています。

 マングローブ林の有用活用は先の大津波の時にも、防波堤としての役割を果たし生命を守る緑の防波堤として実証されています。また、豊かな生態系を育み、魚介類の住処としての役割があることは言うまでもありませんが、これらのマングローブ林が近隣の漁村のみならず、地球規模で必要な環境資源であるという強い認識の下、推進されているプロジェクトです。

 10月中旬(タイ王国、ラノーン県)は丁度雨期の最後で夕方、スコールのような雨が毎日降りましたが、植林時は概ね天候に恵まれ、地元の小中学生や軍隊、村人等240人が協力し、大人の胸の高さほどの苗木を次々と植林しました。

 植林中は身振り手振りで和気和気あいあいと進み、村民のパワー(特に女性)、には私たちが驚かされ、たくさんのエネルギーをもらった気がしました。

  村の子供達とは「ハンケチ落とし」、「蛇の尾つかみ」(勝手に名前を付けました)等で楽しみ、植林のお礼にと民族楽器の演奏を聞かせてもらい、夜の交流会ではタイの民謡と富山県民謡「越中おわら」を皆で楽しく踊り大いに交流を深めました。

【マングローブ】
  タコ足のような「支柱根」をもつものヤエヤマヒルギ族の根は、幹を支えるようにタコ状に四方に伸びています。
今回植林したマングローブはヒルギ科 ヤエヤマヒルギ属 フタバナヒルギ およびオオバヒルギ
今回実施 7,000本(2.5ha)
(計画 12,000本5ha)