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■ 虫こぶ情報

植物班 内島 宏和

  桜の葉の先が赤くふくらんでいたり、ブドウの茎の一部が異常にふくらんでいるのを見たことがありませんか。

 マタタビの花がつぼみのときにマタタビミタマバエが寄生すると、果実は楕円〜円錐形にならず、やや平べったくてゴツゴツとした黄緑色で堅い「虫こぶ」になります。これを焼酎に漬けて「またたび酒」を造ります。

 林道白山線で植物の調査をしているとき、オトコエシとガマズミの果実で「虫こぶ」を見つけましたので、紹介します。

 なお、「虫こぶ」について調べたいときは、『虫こぶハンドブック』(薄葉 重、2003年、文一総合出版)が参考となります。

■虫こぶの名前:オトコエシミフクレフシ

 直径約10mm。表面は平滑で、黄白色〜淡褐色。頂部に黒〜茶褐色の小突起がある。内部はドロドロ状。

■虫こぶ形成者:オトコエシニセハリオタマバエ

(H.17.10.10撮影)

■虫こぶの名前:ガマズミミケフシ

 果実の直径は約10mmで正常なものの3〜4倍の大きさ。表面は白〜黄白色の短毛でおおわれる。内部はスポンジ状。

■虫こぶ形成者:ガマズミミケフシタマバエ

(H.17.10.17撮影)