トップページに戻る

動物班 大野 豊

ジュラ紀に繁栄した原始トンボの末裔ムカシヤンマ

 二上山の林道白山道は車の交通量も少なく路上で各種の昆虫に出会えます。道を歩くと前を案内するように飛ぶので「道しるべ」と云われるハンミョウや湿った所に無数に群がるテングチョウを見ることが出来ます。5月13日、アスファルトの路上に止まるオニヤンマによく似た大型のトンボを見つけて近付くと胴体が少し短い、ムカシヤンマでした。このトンボは恐竜が繁栄したジュラ紀(2億から1億年前)に生息した原始トンボの末裔と云われています。ムカシヤンマは以前、ギフチョウと同じように最初に採集した場所に因んでギフヤマトンボと呼ばれていましたが最近は原始的な特徴を多く残しているところからムカシヤンマと呼ばれるようになりました。オニヤンマは何時も路上をパトロールしているのに対してこのトンボは路上にベタリと止まり、余り人間を警戒しません。
二上山周辺では5月から6月頃まで見ることが出来ます。