高岡フィンランド協会

HOME本協会について入会方法交流事業啓蒙事業情報サービス広報・出版フィンランド関係団体リンク

〜 児島先生のフィンランド便り 〜


このページではフィンランド在住の児島宏嘉さんから届いたフィンランドの情報をご紹介します。


<児島宏嘉さん プロフィール>
 1939年(昭和14年)東京生まれ。1969年(昭和44年)フィンランドに移住。1981年(昭和56年)STUDIO KOJIMA開設。1984年(昭和59年)より国立専門学校Lahti Institute of Design(現Lahti University of Applied Sciencesラハティ応用科学大学 )で教鞭を執る。定年を迎えた現在は同学で対日文化交流主幹を務める。
 1999年(平成11年)11月 在フィンランド日本国大使より日本・フィンランド両国間の友好親善に多大な貢献があったとして在外公館長表彰を受賞。
 同大学と国立高岡短期大学(現富山大学芸術文化学部)との交流締結、高岡におけるデザインワークショップ参加、高岡クラフトコンペ入賞など高岡とも縁が深い。
 2009年(平成21年)夏、当協会の顧問に就任。

 


宇宙を汚してはいけない。

 2017年7月31日

  宇宙を汚してはいけない。
 自分のところで出した危険なゴミは自分の所で責任を持つべきだ。他の地域に押し付けるのは許されないことだ。出来てしまった危険物はなんとかする必要がある。その目途が立たないのに原発を継続するのは間違いである。競争力の元であるエネルギー無くして経済活動をどうするのだという前にすべきことがある。食料の自給自足だ。そのためにエネルギーが必要、だったら光を透過させる太陽光発電パネルで温室を作りエネルギーと食物を得る。その一方露地栽培を復旧、これを教育に結びつける、自然の偉大さ、厳しさ、生命の尊さを学ばせ、体力作りにもつなぐ。
 

 さて、表題は何かと言うと、遅かれ早かれ宇宙はもともと放射線に満ちているし、とてつもなく広い、だから放射性ゴミは宇宙に放り出して仕舞えば良いと言いだすに違いない。目立たない所で進められている宇宙エレベーターの開発の後押しの魂胆にはこれがあるのではと恐れています。


こうならないといいのですが、、、、。

 2017年5月1日

  こうならないといいのですが、、、、。
 ふと気が付くと、まともに書いたはずの文章がかなり誤字混じりに成っている。 やはり年のせいかなーと軽く思い、忘れようとする。数回目に気に成りだし、 まさかと思いながら、携帯で写して比べて見ると最初から間違っていたようだ。
   納得がいかず古いポラロイドカメラを取りだしで撮って比べて見ると、 経年変化したインクのせいで, はっきりは見えないが、確かに置き替えられている。
 古女房に話しても鼻から相手にされない。” "もう貴方いい加減にしたら、時代遅れのトリックがまた始まった。" というわけで有る。 確かにそうだ、人に読まれなくなって何年に成るだろう。

 むかし時々一緒に飲んだ彼と久しぶりに話そうと携帯すると、 その番号は使われていませんと出る。
 水臭いではないかと文句も言ってやろう、そして 近頃起きる不可解な事を話してうっぷんを晴らそうと出掛けた。 なぜ番号を替えたら知らせてくれないんだ何だと云うと、 替えたりしていないと云う。 もう一度。試してみてみてと云われ、掛けて見るとちゃんと呼びだして居る。 元気かどうか知りたかっただけだと早々に引き揚げる。
これで彼にもボケた様だとバッテンが付けられた、 まともに話を聴いてくれなくなるだろう。 これで何人目で有ろう。
 落ち込んだ様子に、”昔みたいな映画館が出来た様よ、 行ってきたら”と、久しぶりに優しい事を言われて出掛けて見る。 完璧に満席で有る。
 上映して居るのは、最近誰もが経験して居るちいさなおかしな事に、 これはいけると気付いた映画屋が早速お笑いSFホラー作品に仕上げた シリーズものである。 大して面白くも無いジョークのシーンごとに馬鹿笑いが湧く。 誰もが口にできないうっすらとした恐怖を笑い飛ばしたいのだろう。 幕が下りるとだれもが無言で出ていった。

中学校の体育の武道に銃剣が加わったとか。

 2017年3月31日

 中学校の体育の武道に銃剣が加わったとか。 銃剣はただの殺戮の道具であり、こころを磨く武具ではない。 武道の究極は相手も傷つけず身を守る事のはずだ。 それを殺傷のみを目的としているものを武道扱いするとはなんたる事か。 武道を貶める事はやめていただきたい。こころからそう願います。

ヴィーヴィとワグナー

 2017年 3月13日

 ヴィーヴィとワグナー  ここの新聞連載漫画でダメな連れ合いをブタに描いているのが有る。

ヴィーヴィ:たいへんだー。
友人:   どうしたん?
ヴィーヴィ:母さんが家の水道工事をするので、そのあいだ置いて欲しいって、
ヴィーヴィ:彼にどう云えばいんだろ。
ヴィーヴィ:あのねワグナー、どう話したらいいんだろ、、、、、。
ワグナー: どんなことにもおどろかないよ。(云ってゴラン)
ヴィーヴィ:母さん。
母:    なあに。
ヴィーヴィ:水道工事っていつまでかかるの、うちってさー二間しかないんだから。
母:    あれはネー、じつは口実なのよー、父さんと分かれたの。
ヴィーヴィ:????????
母:    なんか手伝をか。
ヴィーヴィ:母さん有難う。
母:    それにしてもさー、あんた気が付いてる? 彼って臭うわねー、わかんない。
ヴィーヴィ:それ、もう5回も聴いたわよ―。
母:    あんたが平気なのがわかんない。
ヴィーヴィ:母さん、ジャガイモぐらい自分で剥けるわよー!!


これは笑って見てるが、 父親を犬にしたコマーシャルは何時見ても不愉快だ。
これって僕の身勝手でしょうか。
表題はVIIVI JA WAGNER (ヴィーヴィとワグナー)
作者は Jussi Tuomola ,Juba(ユッシ トゥオモラ ユバがニックネーム)
         


ベリー業者人身売買で告訴される

 2017年3月6日

 ベリー業者人身売買で告訴される。  3月3日の新聞で前に書いたタイ国からのベリー摘みにまつわる残念な 話を読みました。あるベリー買い取り業者が人身売買として逮捕され刑を受けまし た。 
 26人の希望者に航空券を買う金を貸し付け、7月に入国したらパスポートと戻りのチケットを取り上げ、高額でベリー摘みの道具、移動用の車や、不潔で狭いくプライバシーの無い移動式の住宅を貸付、食事、携

帯電話のシムカード、車の燃料等を高額で売り付け、休日は無く12時間から15時間働かせ、賃金と清算するとひどいケースでは赤字、 体を酷使した人でやっとほんの少し金が残ったと云う事で9月半ばに 訴えが起こされ、事実と分かり3年の実刑、その間の収益62,000ユーロの没収、 3年間の営業禁止の判決が出ました。 非常に残念な事です。

ロボット牛舎

 2016年12月28日

  ロボット牛舎。  先日ある会の仲間たちと出来たばかりの最新の牛舎を見学に行った。 以前に見た事の在る昔ながらの牛舎は石を積み上げてセメントで固めた厚い壁の所々に小さな明かりとりの窓が付いた背の低い薄暗い建ものだった。  ここは断熱材内装のコンクリート製プレハブ壁エレメントと光を透す空気層を持つ 2重ポリカボ板材との組み合わせ、屋根も断熱構造エレメントで、そこにも同様の大きな明かりとり部分が組み合わせて有り、採光部が総て各々開閉でき、畜舎の温度調節が細やかに出来る様に成って居た。牛の体温で厳寒時も暖房は必要ないとの事。空気を清浄に保ってのゆるやかな換気の為天井まで8メートル有り、外見はまるで近代工場だった。内部には2本の幅広の遊歩道が有り、その床面には牛歩に合わせて端から端までゆっくりと行き来して糞尿を集めて除去する大型のワイパーが在る。その遊歩道の脇にはえさ場や水飲み場が有り、それ以外の所は遊歩道の床から一段上がった脇に60頭の牛が各々寝そべる事の出来るスペースがくし形にパイプ柵で仕切られており、丁度良い硬さのマットレスが敷いて有った。各々が好きな所に出入出来る様に成っており、自分の好きな場所が決まっている牛もいるがそれほど厳密ではないとの事だった。遊歩道を"H"に繋ぐスペースが有り、そこに搾乳ロボットが有った。  

 まずは教えるのに2週間ほどかかるとのことだが、牛は乳房にお乳が溜まって来ると自分で柵に挟まれた体重計が床に仕組まれた搾乳スペースにやって来る。個体認証を首輪から読み取り、体重データーと照らし合わせ健康がチェックされ、異常が無ければ搾乳器が近づき、乳首を洗い、ホースが各々の乳首につながり搾乳が始まる。最初に出てくる牛乳はテスター回路に流れ分析チェックされ、異常が無ければ牛乳タンクの方に流れ始める。適量の牛乳を絞り出すと搾乳機は外れてしまわれ、牛はそこから出るように促されて前へ進み、次の牛と交代となる。  これらの行程が全自動で行われるのである。そして滅菌されてタンクに溜まったミルクを乳業会社のタンクローリーが集めにくる。牛飲馬食と言う様に一頭が1日に100リッターの水を飲むそうだが、充分に飲めばミルクの出る量も増えるので喜んで飲む温度に調整して与えるとの事であった。この牛舎には種付けや出産の為のスペースや生まれた子牛を育てる専用のスペースもあり、乳牛がマイペースで生かされて居るのが嬉しかった。

これもおかしいのでは

 2016年12月1日

 新聞記事で自動車の自動ブレーキの性能比べを観て驚いた。ものかげから飛び出す人形にどれだけ早く反応して自動的にブレーキがかかるかを比べているのだが、驚いたのはその人形の大きさである。人形は大小有るのだが、その身長は180センチと120センチとの事である。

いつからこんな人形が使われるようになったのか知らないが、ずいぶんといい加減だと思うのは僕だけだろうか。平均より小さめの体の人にも自動ブレーキの反応は求められるべきだと思うのだが、180センチの身長とはどこから算出したものだろうか、理解に苦しむ。 


子供とのふれあい

 2016年11月27日

  フィンランドの教育事情を知りたいとの視察の申し込みが年間3,000人以上に成って、ヘルシンキの学校当局が子供達の被害を考えて受け入れをストップした数年前に比べれば減ったようだが、まだ視察は続いている。これだけ多くの人たちが情報を持ち帰って居るのに一向に変りそうにない事が有る。  それは働きかただ。こちらの子供の基礎学力が高い要因の一つに表現力の高さが有る。これは学校教育で身に付いたものではない。幼少の頃の家庭での本の読み聞かせで、はぐくまれたものである。この役目は父親がになうことが多いようだ。これで男親が子供と触れ合う時間も確保されている。 これはいくら学校を視察したからと言って得られる情報ではない。突っ込んだ質問をすれば答えてくれるだろうが、学校に上がるまでのその様な風習に付いては言及しない。もっとも運よく知ったとしても、そんなこと日本の現実として無理だとの一言で除外されてしまっているのではなかろうか。押しつけられての過労死で亡くなった方々やそのご家族には酷だと云われるかもしれないが、無茶苦茶と言える残業の原因の一つが組織としてのよりよい生活レベルが欲しいと云う事にもある事が在るのではなかろうか。業績が上がれば分け前も増えるんだと言う事で上司は尻を叩く。より多くの分け前が欲しいと云う事で部下も頑張る。 

 子供の未来を考えたら、子供の環境を作ってやるのが先決問題ではなかろうか。子供と接する時間を作る事に方向転換するべきではなかろうか。貧しいながらも楽しい我が家という言葉があった。現代の多くの人達はあり得ないと言うだろう。確かにこの言葉には問題が有る。”貧しい”という言葉は”お金持ちではないけど”に置き換えるべきだ。貧しいとは、足る事を知らない。と言うことだとの解釈がメインに成って居る様だから。結局は皆がうっすらと貪欲に成らされているのではなかろうか。


就活の事を日経のネット版で読んで居たら

 2016年3月22日

  就活の事を日経のネット版で読んで居たら、 「コミュニケーション能力、協調性、問題解決能力の高い人物を求める」というけど、そんなもの普通の学生に期待するほうが、どうにかしているぞ。  コミュニケーション能力も、協調性も、問題解決能力も、同じ方向を向いている人たちと関わるうちに磨かれていく力だ。コミュニケーションの能力の高い集団の中で日々生活しているうちに、相手のことがわかるようになり、自分のこ

とも伝えられるようになるし、協調性も育まれる。

 あらら、こんなこと書いてあるとビックリしました。ここでは”小学校の役割がこれらの事を育てる事”に成っているのに。 ずいぶん前から沢山の人たちがフィンランドの教育を視察に見に来て居ますが、こう云う事には関心がもたれなかったと云う事ですね。

難民受け入れが身近なことになりました

 2016年1月18日

  難民受け入れが身近なことになりました。  フィンランドも難民を受け入れて居ります。昨年だけでも2万3千人とのことです。僕の住む町のホテルのオーナーが地元と相談することなく受け入れを約束してしまい間も無く人々がくるようです。500人が5000人の町にきたらどうなるのか、いくら個人の持ち物での運営とはいえ一言相談して欲しかったと住民は思っています。それもそのひと月前に自治体が方針として観光でやっていこうとプランを立ち上げ、そのホテルがその中心になるということで話し合いをしたばかりというのにです。



  人道的行為と言われても学校のキャパからして問題です。 受け入れる場所不足で政府が困っていることは皆知っていますが、、、、、。隣町にはより大きな難民受け入れセンターが以前からあり、そこにいる難民の有志は老人ホームのお年寄りのお散歩の手伝いをしたりと地域に溶け込もうとしているようです。働くにも法律上の資格の問題があったりと簡単ではありません。例えば難民相手に歯科医として働きたいと思っても労働許可書を得るにはフィンランドと同等の教育を受けフィンランド語又はスウェーデン語(使う人口は少ないですが公用語です)の能力があると認められる必要があります。英語でも良いというところはベルギーのみとのことです。働く準備としてフィンランド語のクラスなど設けても参加者が期待するほど集まらなかったりもするようです。皆が皆フィンランドに住みたいわけではなく、他へ行くステップと考えている人もいるということです。

太陽の山の学校の話の続きです

 2016年1月18日

  こちらで教員になるには大学を卒業後新たに教員になるための教育を受けます。特別学級の教員に成るにはさらにその上に専門教育を受けなければなりません。問題を抱えている子供達を教えるにはそれなりの専門知識が一般教育の上に必要と考えられているからです。太陽の山の学校には3年生から9年生までが学んでいます。(1、2年生は町の別のところにある校舎で学びます。)1階には特別学級の教室があります。より多くお互いが接して理解し合うのが良いとの考えから触れ合う機会が多い場所にあるのです。その教室の前を通って自分の教室に行くのです。先生方に与えられた権限は大きくその代わり責任も重くはっきりしています。教室の教卓の設計は先生たちとメーカーのデザイナーがなんども打ち合わせをして試作し、使い勝手を確かめた後生産したものです。メーカがそれだけ協力的なのはそのノウハウを自製品の向上に役立たせることができるからです。教室に黒板はなく白い壁に投影しますが、そこに書くには特殊な信号を出すペンを使い、そのペンの動きが読み取られて書いたものとして同時に投影されるというシステムで、日本製でヨーロッパで最初とのことでした。各教室がインターネットと直結しており世界中の情報をその場で取り込んで活用していました。

  それと同時に手を使うことの大切さは大事にされており、昔ながらの絵画、粘土、石膏でのものつくりなどなどの作業室の他に、初歩的な木工機械の揃った木工室、金工室が、これは以前からのものですが別棟であります。木工機械は工業学校のように専門教育をするわけではないので量産用のものではありません。そしてクラスの人数分のきちっと研ぎ澄まされた刃物など工具があります。1校しかないこの町ではやられておりませんが、人口が多く学校の数も多い町では専門の整備士が学校から学校を周り刃物や工具の整備をしています。ですから刃物の怖さも、切れない刃物ほど危険なものはないということも子供たちは知っております。きちっとした実習用のキッチンも有りました。それで、ふと思い出したのですが、以前日本で教材の会社を訪ねました時に、プラスチック製の、サラダ菜、輪切りトマト、きゅうり、パセリを見かけ、用途を尋ねましたところ盛り付けの学習教材とのこと、どうかあれがただの試作品であったことを祈っております。

アウリンコ ヴオリ コウル (太陽の山の学校―所在地から名づけられている)

 2015年4月15日

  先日機会が有って昨年8月に完成した町内の小中一貫校(中3は9年生と呼ぶ)を見学してきました。校舎の老朽化が進み改築か新築かという事に成り、思い切って町が新築したのです。近年フィンランドには60年代に建てられた公共建築でカビ問題が多発して居り改築をしている所が多いのです。その頃の市場に出て間もないグラスウールなどの不慣れな断熱材、建材の建築現場での取扱が原因です。例えばビニール包装を過信して雨囲いが完全でない建築現場での保管で湿らせてしまったものを使ったとか、コンクリートが完全に乾きあがって居ないのに断熱材を封じ込んでしまったとかが原因で、徐々に今までかかって繁殖したカビが一挙に表面にでてきて喘息やアレルギーが多発したのです。それでこの学校では新築に当たり万全を期して地表から1メートル近く床を持ち上げ、地面からの吸湿を防いでおります。学童は玄関で靴を脱ぎ自分のクラスの前の靴棚まで運びます。見学会のお知らせにも上履きをご持参下さいとはっきりと書かれて居ました。部屋のすみずみまで満遍なく暖められた空気が廻り、120分で建物全体の空気が入れ替わると云う空調での暖房で実に心地よい空間でした。日本でも排出される空気の温度も利用して採り入れる空気を暖めていますが、最近ではエネルギー政策として建築基準法で個人住宅にも排気熱有効利用装置の設置が義務づけられて居り、排気の温度の約60%のエネルギーが室内に導入される空気を暖めるのに活用されています。

  つくづく思うのですが、此方の住宅では給湯機からの温水が屋内の断熱されたパイプの中を循環していますので蛇口を開けばすぐに温水が出ます。これで冷たいからと温かい水が出るまでたれ流すと云うような無駄が有りません。経済的に余裕が有るから出来ると云うのではないのです。皆さんの家が無駄をなくすと云う考えで当たり前にそうなっているのです。暖房もそうです。まず断熱をしっかりすることで冬が寒くなくなるだけでなく夏も涼しいのです。エネルギーが不足して居るからとセーブするように言ってはいますが、この様な所がなぜか徹底されずダダ洩れなのです。さて、学校の玄関は空気室に成って居りそこからつながる吹き抜けの空間に面して3階まで回廊を挟んで教室などが有り、3階の広く見渡せる位置に校長室が有ります。吹き抜けのスペースには舞台が有り、移動壁を介して背後の多目的ホールにつながっています。そのホールの奥には厚いスポンジクッションが敷き詰められた空間が有り、端の方は床がトランポリンに成っています。とにかく子供に戻って入学したい環境でした。この学校の設計、計画には先生方、中でも校長が深くかかわっています。その背景には教育への熱意、世界をよくするにはまずはここを良い学校にしようと云う気持を学童に持たせる教育、それらが有っての事です。つづく。

2015年の初夢

 2015年1月13日

 水の電気分解では陽極に酸素、陰極に水素が発生する。仕切らずに発生させた酸素と水素の混合ガスは容易に爆発する危険な気体と知られ爆鳴気と呼ばれている事は、中学校の理科の時間で皆さんも習って居られる。その危険な混合ガスを何とかコントロールしながらエネルギー源として使おうと云う試みが色々されてきた。この混合ガス利用を商業的に売り込もうとしたブラウン某の名を取って酸素と水素の混合気は通称ブラウンガスと呼ばれている。しかしいまだにその危険性を取り除くことが出来ていない。一方日本で生まれた電気メッキの世界的な技術を応用して水を電気分解し、発生させた気体は隔壁を設けることなく集めても爆発せず、圧縮しボンベに詰めて燃料として使う事が出来る。このガスを作るに必要なエネルギーはこのガスを燃料にして得られるエネルギーの倍が必要と云う事に成っている(公立試験所での検査結果)しかし、この気体そのものを燃料にするのではなく、この気体とプロパンガスを4 : 6 の比で混ぜて燃やすとプロパンガスだけを燃やした時の約1.2倍のエネルギーが得られ、燃やした後のCO2の量はプロパンガスの分だけで有ると云う結果が出ている。

  しかも大学の実験室での分析調査でこの気体は爆鳴気とは明らかに違う組成だと居う事が判明したにもかかわらず、酸素と水素が混在する気体を爆鳴気と呼び、爆鳴気は法律で製造が禁止されて居るとして、公的に実用化推進に取り組む姿勢を見せて居ない。この爆発しない水を原料とした気体を作る装置の根本となっている技術は電気メッキの為の技術として90年代に特許に成っている。この特許はあと数年で時効となり諸外国でもその技術を自由に使う事が出来る様に成る。
 この気体が燃料として容認された時に引き起こすであろう既存エネルギー関連とのものすごい軋轢は想像できる。それで諸外国が容認してからを待つつもりなのであろうか。
 歴史上未来も輝くであろうエネルギー革命でトップに立つチャンスが有るのに指をくわえて見ている事に成るのが悲しい。でも御身かわいさから出来れば自分は手を付けたくないと云う気持ちもわかる、何とかできないだろうかと云う所で目が覚めた。

今日は12月17日です

 2014年12月17日

 今日は12月17日です。窓の外に付けた寒暖計はプラス3度を指しています。庭の芝は常緑種ですが暖かいからか色も強く元気そうです。先日凍り始めていた湖の岸辺の氷がまた融けました。フィンランドの気候は昔から長期的にも一日の中でも変動が激しいのは経験していますが、じりじりと確実に温暖化して居ると思います。光熱費は助かりますが、自然形態がどうなって行くのか心配です。例えばスペインカタツムリが南フィンランドに繁殖しています。不思議なものでなぜか悪食と云われるカラスでさえ食べません。関連づけて覚えさせれば捕まえて食べ始めるように成るのではと思って、殻のまま、半分殻が付いたもの、中身と置いて、観察していますが見向きもしません、死ぬとなにかカラスにはいやな味でもするのでしょうか、食用のエスカルゴと近いのではと思うのですが。現に庭の珍味と云う事で、食べる人が居る様です。捕まえてしばらく小麦粉の中で飼って体内の掃除をし、それからパセリ、ニンニク、ワイン、塩、胡椒などでバター炒めして食べるとか。僕も積極姿勢に変わればいいのかもしれませんが、手が出ません。サザエは大好きですが、バイやエスカルゴは食べません、勝手な物です。さて、我が家の暖房ですが地熱暖房の熱回収用のパイプラインが不具合で仕方なく電気で暖房しています。  

  給湯タンクの電熱で約55度のお湯を沸かし、放熱板の付いた細いパイプの集団の中を通し、そこに吹き付けて暖めた空気を床下のダクトで各ガラス窓の下に導いて出しています。給湯は常にパイプの中をお湯が廻っています、ですから暖かいお湯に成るまで待つ必要はなく、それまでの水を流して捨てたりすることも在りません。こちらの住宅では当たり前の事ですが日本では市販されてはいないとの事。以前一社が手掛けたが売れずに廃番に成ったとか。とにかく初期投資で先を考えてしっかりしたものにすると云う考え方は日本には少ないのではと感じます。勿論冷めない様に給湯パイプは断熱材で覆って有りかすかに漏れた熱で床下は乾いています。床下は断熱された空気室に成っており、チェックの為這って移動できます。窓のガラスは枚数が4枚、空気層が3層有って熱の発散を防いでいます。1番内側はペアガラスなので窓枠は3組で内開き、なので室内から窓ふきが出来ます。この内側から窓ふきが出来ると云うのはアパートなどでもみなそうです。出来る事は自分でやると云う生活習慣から出た発想だと思います。電気代をセーブするのに春先に倒した白樺で作った薪にお世話に成っています。その暖炉の話しはこのつぎ書きます。

友人の手助けをもらって健康状態の悪い白樺を倒し

 2014年4月14日

    SINI VUOKKO (シニヴオッコ)ミスミソウ・みすみ草・雪わり草です。2センチほどの小さい花が1輪だけ庭に咲いているのを見つけました。春が来たと確信させてくれる花です。温帯の植物らしいのですが、地球温暖化と云われているのに年々見かけなくなっています。1999年から希少種として基本的には保護されており、売買と売買の為の採集が禁じられています。ひっそりと枯れ葉の間に咲いていました。咲いた夜中が零下になり、その後2日間、時々の小雨に打たれしぼんでいます。周りの枯れ葉をどかさない方が良かったのかもしれません、来年はそうしましょう。どうか咲いてくれますように。

 友人に助けてもらって健康状態の悪い白樺を倒し、薪作りをしています。30年以上前、この木には落雷が有ったと近所の老人に聴いたころにはすでに割れた傷口を外皮が巻き込み始めていました。 しかし雨水が入り、ゴミが入り、細菌が入りで芯が腐りはじめ。それがだんだんひどくなり根元に腐れが見えてきました。以前とは気候が変わり時々吹く南風に耐えきれないと倒れて来てガレージを直撃するので切り倒す決心をしました。

  冬の間こちらの木々は樹液を下ろしている?のですが、春が近づき樹液が上がり始めて居て根っこの切り口からあふれた樹液が夜半に凍ってました。キシリトルの原料にもなる甘い樹液なので、シャーベットを期待してカジッテみましたが薄味でした。一番生命力が盛んな夏至の頃は大きい白樺の木は1日に200リットルの樹液を上げるそうです。さて、腐って出来た内部の祠には何世代もの小鳥たちが産卵の為の巣作りの跡が有りました。枯草、コケ、落ち葉、動物の抜け毛、ロープの繊維からどこかの工事現場から拾ってきたのか断熱材のガラス繊維まで色々な物が混ざっていました。上面にたくさんのゴミが有り、最近は使った後がないと云う事は小鳥が木の健康状態を見て、育児の為の環境にはもはや良くないと判断して使うのをやめたのかと思います。人間の社会で60年代に建てた学校の建物がカビの問題で改築修理をしているのが沢山あります。断熱材が生乾きのコンクリートの建物に封じ込まれたのが永い間にカビの原因に成り、子供たちのアレルギーの原因に成って居る事がわかり修理して居るのです。

      
   SINI VUOKKO (シニヴオッコ)          夜中に気温が下がって樹液が凍ってます        古い鳥の巣も見つかりました

うれしいので皆さんにお知らせします

 2014年3月26日

    うれしいので皆さんにお知らせします。 葛西紀明選手の事を書いた素晴らしい本が出ました。“不屈の翼”日刊スポーツ出版社からです、さらに嬉しいのは著者の岡崎敏さんが僕が話した事をきちっと書いてくれた事です。 そのままさわりを書き写します。ラハティの大会には市民ボランティアが数多く参加し、89年の世界選手権には10日間で45万人もの観衆が詰めかけ、、、、、「ここのクラブは完全に民間ですが、地元を支えると云う心意気がすごいのです。

  大会になれば、例えば駐車場で、朝から晩まで、車の整理をして、試合を見に行くのは、1日1時間と云う人がいっぱいいるわけです。あたまがさがりますよ。そうゆう人も選手が見ているから、“がんばらなきゃ”となるんです」なんとか彼らボランティアの事を知ってもらいたいと思って彼に話したのです。それも書いてくれました。うれしいです。若い皆さん読んでください。


ちょっと待って。

 2014年3月16日

   “STAP細胞ができたことを示す画像を加工し、「いけないという認識がなかった」と話していたことが明らかになった。大学院での教育が十分だったのか疑問が出ている。” ちょっと待ってと云いたくなる。 結果に手を加えた事はウソをついたと云うことと同じと言えるのでは。これって大学院に行かなくとも、幼稚園の子供でも善悪の判断のつく事柄では。

  こう云う善悪の判断、していいこと、してはいけない事を教え、してはいけない事はしない子を育てるのが基礎教育だとこちらでは考えられております、早くから出来るだけ多くの知識を詰め込んで欲しがる保護者の方々に是非考えてほしいと思います。道徳の時間を強化しろと云うのではありません。 教え込むのではなく、機会あるごとに、理解させ、納得をさせるべきだと思います。


この大会が終わると春になります (協会ニュース KIPPIS Vol.18 に折込配布)

 2014年2月28日

   また、国際ノルディック競技カレンダーに組まれたフィンランドでの大会ラハティ スキー ゲームの時期に成りました。この週末2月28日から行われます。 この冬はまれにみる暖冬で雪不足で大会の裏方の苦労は大変なものです、大会関係者は数人を除いてみなボランティアーです。 1973年、国際大会をスムースに運営できるよう、各国の選手団をサポートするために現在のアッタシェークラブの前身ができました。その時からのメンバーです、と云うとカッコイイのですが、実は泣きつかれての参加でした。この大会は1928年からやっているが年に一度しかないと云うこともあって皆不慣れでした。そこへ日本人の言葉の問題が絡みややこしいことになるのです。日本人の多くは えてして“聴いて居ります”の意味でのイエスを連発します。スキー大会はよく天候に左右されます、“明日は午後から天候が荒れるとの予報なので競技の開始時間を1時間早めたい。”と監督に伝えてくれと通りがかりの日本人選手に云うと、“イエス、イエス”と答えが返ってくる。当日試合開始時間に成っても日本チームの姿はない。こんなようなことが何度か有ったそうでぜひ参加してくれとなりました。国際ルールではなく国内ルールで練習してきて、試合直前の監督会議でその違いが分かるなどと云うケースもあり手伝いがいを感じられました。今の選手たちは海外で練習をしておりルールにも精通しており、普通ならなにも手伝うことがない。ところがたまには夜中に電話で起こされることが有る、のどが痛い、熱が出た、腹痛だと、それで25キロラハティまで走り、病院の救急に連れてゆく、これまで大したことがなかったのは幸いだ。ある年のこと、女子の距離競技の最中に選手がコースで倒れたからすぐに市民病院の救急にゆくようにと本部から指令が入った。救急へ飛んでゆくと見たことのない女の子がベットに寝かされていたので、うろ覚えの挨拶で呼びかけてみた、すると起き上がり猛烈な勢いでしゃべりだした、が一言もわからない。出来るだけの笑顔を作り大丈夫だからというジェスチャーをしてなだめた。後でわかったのだが、その女子選手一人を連れて来ていた監督はお土産を買うのにチーム担当のアッタシェーを連れて町に行っていたそうである、試合の最中にである。

  しかしこれは笑えたことではない。そのころには改善されてなくなっていたが、以前は退職直前の役員がご苦労様でしたということで日本選手団を率いてよく来ていました。するとお餞別をいただいたおかえしにお土産を買わねばということになる。まあ試合中に買い物の案内役を仰せつかったことはないが何度も買い物のお伴をしたことが有る。監督から自分の若いころの経験談を長々と夕食後聴かされたり、試合時間に合わせて食事の時間を調整したいのに無視され、起床時間、朝食は何時にと団体生活を押し付けられて苦しんだ選手も何人か知っております。選手側に立って云って呉れるコーチならよいのですが、若いコーチにはなかなか言えなかったようです。家内が大会後家で出した豚汁を本当においしそうに味わってくれたのは昔のことで、いまはポットのお湯を注げば結構おいしいおつゆが出来る、豊かに便利に成りました。海外暮らしに慣れてホームシックも無いようです。 選手たちはホテルに国ごとに泊るのですが、その年はドイツのチームと同じホテルでした。ホテルのサウナが一日中温めてあり、日本の選手数人が男女の時間割に合わせて入っていたところ、どやどやと数人のドイツ人の女子選手が前も隠さず入ってきました。ドイツでは混浴がめずらしいことでなく、それが嫌な人のために男女をわけた日や時間が設定してあるとのことで、彼女たちは気にもしていないわけです。ビックリした日本人選手たちはみなぎった姿では彼女たちの前を通ってサウナの熱室から出るに出られず、汗を滝のように流しながら奥にちじこまって彼女らの出てゆくのを待ちました。夜は豊満な彼女らの姿体が脳裏に浮かんで寝れず、翌日の試合成績はそれまでの好調からは考えられない、さんざんなものでした、かわいそうに。


タイ国から来たペイッコ (協会ニュース KIPPIS Vol.18 掲載記事)

 2013年10月26日

    こちらに住みながらインターネットで日本の新聞記事を読んで居ます。 そこで読んだベリーの事で思い出した話を書きます。 晩夏に成るとたくさんのタイ国から出稼ぎの人たちがチャーター機でフィンランドに来ます。何しに来ると思いますか、雇われて森に野生のブルーベリーを摘みに来るのです。フィンランドには万人の権利と云うのが有るのは皆さんご存じだと思いますが、ベリーとか、木のことか自然の恵みは誰にも収穫する権利が有ります。しかしよその庭に入ったり、住まいに近づきすぎることは慎まなければならないと成って居ます。彼ら出稼ぎの人たちは収穫したベリーの量への出来高払いなので、白夜の森で夜遅くまでベリーを摘むらしいのです。
 これは知り合いの、知り合いのサマーハウスで起きた実話です。 図体はとても大きいのに甘えん坊で頼り無くて子供っぽくて先はどうなる事かと心配して居た二十歳前の一人息子が、サマーハウスに残りたいと云うのを聴いて、夫婦はとても喜んだそうです。

  息子を残して家に帰った夜中、電話が鳴りました。ビックリして電話を取ると息子が声を殺して、庭にペイッコ(※1)が居ると云うのです。電話を取った母親はやさしく云いました、“大丈夫よ、怖がらなくてもいいの、ペイッコはねお話しの中にしかいないから、夜が明けたら迎えに行くから安心してお休みなさい。”と云いました。早い夜明けの朝が来ました。家を出る前にどうして居るかなと母親は息子に電話を入れました。“おはよう!!ゆうべはよくねられた?”“冗談じゃないよ、よく寝られるはずはないよ。”“やっぱし怖くて寝られなかったのね、可哀そうに!!”“ちがうよ!!捕まえたペイッコを薪小屋に入れて見張っていたからさ”ビックリした夫婦はサマーハウスにすっ飛んで行きました。薪小屋にはおびえた一人のタイ国人が閉じ込められて居ました。3人のタイ国人がサマーハウスの庭に入ってきたようですが、逃げ遅れた一人が息子さんに捕まったのでした。
(※1)ペイッコ=フィンランド語でトロールのこと。


車に乗る時はこんなことにもご注意を。

 2013年9月2日

  車に乗る時はこんなことにもご注意を。 1昨日交通事故に会いました。 交差点で赤信号が青に変わって発車すると同時に右手から救急車の接近が有りました。 ブレーキを踏んで止った所に後の車が追突してきました。その後ろから走って来た車が頭上の信号が青に成ったのを見てノンストップで僕の後続車に突っ込んできたのです。 僕の車はバンパーと荷物室の扉がへこみ開閉不可能に、後続車の外観はほとんど傷んで居りませんでした。しかし3台目の車は前部が大破し、バンパー、フロントマスクは落ち、ラジエターが壊れ冷却水がダダ漏れ。後続車の室内では煙が上がっていました、そこから降りてきた女性は額から血を流していました。 その車のエアーバッグはひしゃげて中から煙が上って居ました。

   女性はエアーバックに助けられなかったのです。よく見ると彼女は前髪に大きな髪飾りをしているのが見えました。大きなコブが出来ていましたから膨らんだエアーバックが髪飾りで破れたのでしょうか。我々も眼鏡枠のデザインに気を付け(丁番の所は尖りやすいですから)、胸ポケットにペンは刺さない方がいいのではと思いました。
追記: 昨日事故の車の修理のために責任所在の証明に成る書類を貰い読んでわかったのです が、僕に追突してエアーバックが作動、エアーバッグが萎んだ所に後ろから追突されたら しいのです。それで頭を打ち付けてこぶが出来、出血した様です。 エアーバッグは機能として作動後すぐにガスが抜けるように出来ているそうです。髪 飾りでパンクしたのではない様です。


とことこ歩いています。

 2013年3月16日

 とことこ歩いて居ます。 さっそうと最新型の自動車がスピードも落とさず すぐ横を走り抜けて行きました。 よけるひまもなく、ほこりを掛けられました。 広い道と名がついているけど、 皆が皆安全でいい道とは思って居ない。 時々大きな事故が有る。 一緒に乗りませんかと時々声が掛かる。 最新型の車にはちょっと乗って見たい気がするけど もう少し後にするかとうなずいて、とことこと歩き続けています。 老人のルンバ。  少し良く成ると家に帰され、又悪く成って病院に戻る、この繰り返しをそう呼びます。 老老介護これもこちらで深刻な問題。  こちらのフェアーに出た時の話。お年寄りがおたくのWWWを下さいと云う、HPは作ってないと云うと怪訝な顔をして足作と離れて行かれた。 目の前に現物が有り、作り手が居るのに、どうしてもPCで見たいのかな? この織り機で敷物織れる?と訊く。ちょっと考えてみてよ?  こんな軽い織り機では打ち込んだりできそう、さいきんこちらでも考えるのを放棄した人が多い。 残念。0202,,,をダイヤルすると何でも教えてくれるそうだ。どうやってダイヤルするかが大切な知識の時代に成るかも。

   最近知ったのですが。 ラハティを始めフィンランドには昔から水道水を塩素殺菌していないところが何ケ所もあります。 最近読んだのですが塩素は子供の脳の発達に害が有るとか、それは随分前に分かって居た様です。 日本の添加量は世界一多いらしい。戦後に指導を受け色々なことがきめられた事を考えるとゼロ戦(世界的に優秀な戦闘機)を作る様な頭脳は危険だと云う事で考えられた事かも。 なにせインスタントコーヒーが戦地で飲まれて居て、しかも粒状で有ったとか。 インスタントコーヒーが日本で売り出された時は粉でした。そしてだいぶしてから粒状が登場。 こんな事を思い出しました。関係ないかな?


困ったことです (協会ニュース KIPPIS Vol.17 掲載記事)

 2013年3月6日

   岡目八目とはよく言ったもので、外から日本を観てますと色々な事が見え、気に成る事も多々あります。一番気に成るのが考える事を放棄してしまったような人が沢山目に付く事です。それと、皆で渡れば赤信号も怖くない的な感覚が市民権を持ちだしているのでは。さて、久しぶりに古巣の大学に顔を出してきました、日本の地方の私学からラハティ応用大学のデザイン学部と交流をしたいので取り持って欲しいとの依頼があったからです。依頼主がフィンランドに暮らしていた時からの友人なので手伝いたいが僕の一存では進められない。こちらの実情を知るために先生たちと話てきました、学食で食事をしながら。学部には工業デザイン、インテリア、パッケージ、マルチメディア、グラフィック、ジュエリー関連、服飾など学科がありますが、各学科マキシマムで各学科12人なのですが、交流をするとなると学科がおのずと決まってきますので話す相手も限られてきます。

  彼らの考えも1週間ほど先生を交換して講座を持つのがいいのではと云う事でした。その方が多くの学生に役立と。その時に聞いた話ですが、某国は2年前交換学生として教師を1年間送り込んできた事が最近発覚したとの事です。熱心に限りなく写真を撮りまくり、どの課題も仕上げず、おかしな学生だとは思っていたとの事でした。それも彼女は2歳の子供が国に居てその間一度も帰国していないとの事、フィンランド人にはぜったいむり、出来ないよと云うのが皆の言葉でした。彼女は帰国後こちらの上層部にはしげしげとコンタクトを取って来て居るのに、現場の先生たちにはメール1本来なかったとのことです。色々有ってこんな相手国でも閉めだせないのがつらいとこらしいです。

フィンランドの家庭向け電気料金について書いてみます

 2012年4月23日

 フィンランドの家庭向け電気料金について書いてみます。 フィンランドは天然ガスが出ません。ガスはパイプラインがロシアから引かれていますが工業用途が主で、家庭用都市ガスはほんの一部でしか使われておりません。ですから暖房や給湯の熱エネルギー源は、電気、化石燃料、バイオ燃料、原子力が主です、風力はまだごくわずかです。住宅等の暖房は地域集中暖房、各戸ごとのオイル、バイオ燃料を燃やしての暖房、電力、この他に地熱暖房、空気によるヒートポンプ暖房機、太陽熱温水器を補助に使う所も有りますがマイナーです。 地域集中暖房は地中に張り巡らされた熱湯が順回するパイプラインに温水タンクの水を接触させ温水にして使う。その使い方は、放熱ラジエター、床暖房、空調機などにお湯を送って暖めます。ほとんどの家庭で温水が家の中を循環しており、蛇口をひねれば即座にお湯が出ます。日本でも過去にあるガス器具メーカーがこの様な即座にお湯が出るシステム給湯機を発売したのですが、全然売れずすぐ廃番になったと聴きました。初期投資にお金を掛けない、断熱材の使用量もしかり、企業もすぐ売れはじめなければすぐ廃番というのが日本らしいところでしょうか。  フィンランドの家庭向け電気料金につて書いてみます。 日本で話題になっているエネルギー代金とその配送料金に分けられており、エネルギー料金も昼間と夜間に、契約ですきな電力会社とも契約でき、契約を取り消すまで自動継続(他の電力会社に変更する事で変更先が手続き)、2年間、3年間、または取り決めした期間等細かく分かれております。インターネットで政府のエネルギー分配に関する統計のページで、各電力会社の当日有効のワット時間当たりの中間、夜間電気料金を調べ交渉するのです。僕の場合も交渉で5パーセントほど電力会社は変更せずにエネルギー料金を値引きさせました。 配送料金は協定一律です。やはり気持から地元企業にしておきたいのに、他社との単価の差が大きすぎるので何とかならないかと申し入れをした結果です。

 こういう事があると自分は自分で守るしかないのか、出来ない人はどうなるのかと考えさせられます。 ヨーロッパでフィンランドの家庭用電気料金を他国と比較しますと、一番安いベルギーは46%安く、一番高いデンマークは89%高いのが昨年の前半期です。 興味のある方は下記を開けて下さい。http://www.sahkonhinta.fi/resultsこれは床のべ面積が200平方メートル、年間電気消費量2万キロワットの戸建て住宅の場合の本日有効の価格統計表です。これに付加価値税23%が掛かります。電力は暖房、給湯、調理、冷凍冷蔵庫、照明の他、サウナ、冬季の車のエンジンの予熱等に使います。予熱で燃費が良くなり、エンジンの摩耗が防げ、暖まった車で快適にドライブ出来ます。 左に電力販売会社名、商品名(クリックで詳細が出る)、年間電気料金(基本料金+エネルギー料金+配送料金)、KW/時間単価(最安価5セント、最高値7.95セント!!)販売している電気のエネルギー元、左から再生可能、化石燃料、原子力。次の縦枠はその企業が自分で生産している分の電気に関しての原料でグリーンの葉の所はエコ企業です。 企業間でも売り買いをしているのです。

★この頃にフィンランドへ来られる方へ桜祭りのお知らせ。
日時:2012年5月13日(日) 12:00〜16:30
場所:Roihuvuoren kirsikkapuisto(ロイフヴオリ桜公園)

・SahaajankatuとAbraham Wetterintieの角にある公園内、貯水塔のそば
・メトロ"Herttoniemi"駅から徒歩15分ちょっと(Marimekko Factoy Outletの先)
・または同駅からバス80番、82番で3つ目のバス停Porolahti(4183)下車徒歩5分

ナンバープレート

 2012年4月8日

 日本の自動車のナンバープレートのデザインが変わるそうな。
デザインが良くなる事には文句はないが、その前にすべき事があるのではないか。 所有者が変わるごとにナンバープレートが変わる。この事を真剣に検証すべきではないか。自分で手続きに行く人は少ないからその時間、エネルギー、人件費の無駄を感じる人は少ない。新しいナンバーが付けば古いナンバープレートはリサイクルされる、聞こえは良いがアルミ板を融かす為にはエネルギーが要る。そこまで運ぶにも、新しく作るにも、その交付を受けに車を運ぶ燃料が要り、人が要る、時間が要る、コンピューター上の作業では済まない。

 よそは知らないが、フィンランドではナンバープレートは車の一生を通じて同じである。この事で上記の無駄が省ける。それだけではない事故歴なども確実につかめる。直接ではないが盗難の予防にも役に立っている。と云うのは全部の窓ガラスに車のレジスター番号を彫り込んで置く事で偽ナンバープレート、偽車検証を用意してもガラスに書き込まれた登録ナンバーと違えば簡単に検問で検挙出来る。国境を越えることも許さない。盗んでも売る事が難しいという事で悪い心を起こさせるブレーキにもなっている。 個人情報がどうのこうのとか、ご当地ナンバーとか、社会的メリットを天秤にかければ自ずから答えが出るのでは。自動車を恋人と思っている人には怒られるかも知れませんが。

家内の骨休みもあって今年のクリスマスは船旅にしようと決めたのは12月に入ってからであった (協会ニュース KIPPIS Vol.16 掲載記事)

 2012年1月2日

 明けましておめでとうございます。我が家では長男の家族と年越しを一緒に楽しみました。彼らは夕刻我が家に来て夕食後皆で庭に出て花火、フィンランドでは1年の内、大晦日の夕刻6時から元旦の2時までだけ一般が花火をする事が許されています。ここかしこで打ち上げ花火が打ち上げられ、凄い音の爆竹が聞こえてにぎやかでした。孫たちがまだ小さく怖がるので爆竹は成らさず、打ち上げ花火でも大きいものは怖がっていましたが、昔からの線香花火の5倍ぐらいに火薬の量ともにスケールアップした長さ80センチぐらいの線香花火を持たしてやると派手に火花が散るけど音がしないので大満足でした。元旦はゆっくり起きて昼ごろにお雑煮とこちらで手に入る食材で作ったおせちを祝い、2日は普通の仕事日なので彼らは夕飯後帰って行ました。 

 私たちはクリスマスを船中泊2泊のクリスマス クルージング(パッケージツアー)ですごしました。長男一家はお嫁さんの里でクリスマスを祝いました。家内の骨休みもあって今年のクリスマスは船旅にしようと決めたのは12月に入ってからでした。いつごろからかクリスマスを船上で楽しむクルージングボートが走る様になりました。我々はこれで2回目ですが結構人気が有り船中は家族連れで賑わっていました。

 このクルージングの様子を皆さんにお伝えしましょう。出港予定時間の30分前まで受け付けますが、1時間前に車を積み込まれる事をお勧めしますとの案内通り2時少し前にヴァイキングラインの船着き場に着ました。インターネットで予約し、支払いを済ませたとの写しを提示し、乗船券を兼ねた船室のカードキーを受け取り、積みこむ為のヤードに行くと我々より気の早い人たちがすでにズラット車の列を2列作って居り3列目に並ぶ事に成った。車を積むのはストックホルムで乗るためではなく、港のパーキングエリアに置くのとほぼ同じ料金で積んでくれるので車に悪さをされるとか、ひょっとすると雪にうずもれた車を除雪?などと心配しなくても済むからです。浮かぶ屋内駐車場と云う設定なのでストックホルムでは車を出せません。フィンランドとスウェーデンの間には小さな島から島へと飛び石伝いに行くのやら大小いくつもの会社がフェリーを運航している。そのビッグツーが現在はエストニアの会社になったシリアラインとフィンランドのヴァイキングラインである。今回のクリスマス クルージングはヘルシンキを3時に出港し朝9時(スウェーデン時間)にストックホルムに入港と云う特別スケジュールで、何時もなら16時間半の航海をゆっくりとスピードを落として進むのです。港についてもゆっくりと朝食をとり、上陸して港の近くにある教会でミサを見てきました。この教会はソフィアン チャーチと云う大きな美しい石造りの教会です。

 

ここで一つ老爺心でご忠告。海外でタクシーに乗る時は乗り込む前に幾らか訊く事。もし降りるときに言い値と違ったらFROM ドコドコTOドコドコと領収書に書かせる事です。帰国してから大使館に書留で善処を求めるのが良いでしょう。日本人のツーリストは海外で甘く見られて居りますのでご用心。さて帰路はスウェーデン時間の3時15分に出港し、あくる日の午後1時半にヘルシンキに戻ります。フィンランド時間から1時間引くとスウェーデン時間になります。このクルーズは往復の乗船料とクリスマスイブのディナー、クリスマスの朝昼兼用ブランチ、クリスマスディナー、26日の朝食がセットに成っており、ちなみに海の見える一番安い船室ですと一人250ユーロほどです。このクラスの船室は反転するとソファーに成るベッドと壁付けの折り畳みベットが3人分の4人部屋です。申し込みが遅かったのでディナーの空き席の有るのは8時半か3時半と云うことで早すぎるけど3時半から2時間かけて楽しみました。伝統的なクリスマス料理の他に色々な特別料理が出て居て楽しめました。この後ボールルーム(お酒が飲め、ダンスが出来る大きな椅子席)に座り一杯。7時前に成り子供連れがいっぱい来て子供たちがダンスフロア―を走り回って遊んでいると、サンタが登場、どの子もサンタの手からプレゼントをもらいうれしそう。サンタさんに子供たちがクリスマスソングを歌い、バンド演奏でもクリスマスポップスが流れました。シングルマザーと踊っている子も居ました。シングルファザーは見なかった。その後は親から預かったプレゼントを名前を読んで手渡して子供たちの番組は終わりですが親とダンスをしたり、ジュースを飲んだりといつもより宵っ張りの子供たちも居ました。クリスマスクルーズは家族目当てなので子供たちがお酒の場にうろうろしていても大目で見られている。この航海以外の時にここに子供づれでは少し居づらい。ブランチもクリスマスディナーも嗜好が凝らしてあり楽しめた。帰路は風速23メートルの追い風と云う事で結構上下に揺れた。港に着いた頃もこの暴風がフィンランドで沢山の木を倒し、送電線に被害が出て10何万戸が停電していた。ヘルシンキ港からの帰り道、嫁さんの実家でクリスマス家庭料理をよばれて帰路に付いた。この航路は乗られた方も居られますでしょうが、このクリスマスの船旅は皆さんにもお勧めです。下記が今回の船です。 http://www.vikingline.fi/onboard/gabriella/

ロミッタヤ

 2011年12月14日

 酪農家の生活は飼育している家畜の健康が中心に成っている。 
例えば乳牛は毎日乳を搾ってやらないと乳房炎になる。だから朝と夕方と搾ってやるのが日課に成る。いくら継続は力なりと信じて居る国民でもたまにはゆっくりしたい。太陽の輝く南欧に出掛けたりしたい。そこでlomittaja ロミッタヤの登場となる。loma ロマすなわち休暇を可能にする人である(フィンランド語は語尾変化が難しい)。休暇を取ってヴァケーションに出掛けて居る間、専門教育を受けたプロが住み込みで代わりに家畜の面倒を見てくれる。地方の行政単位でシステムが出来て居り連絡をして来てもらう。これでこそ継続が可能で力に成るのだと思います。昔は夫婦が変わりばんこに出掛けて居た。これで一緒に出掛けられるようになりました、でも、たまには一人がいいと出掛ける夫婦もいます。

 気になること。
 芸術や伝統に関心のない人が重要な位置につくと云う悲劇がこちらでも起こって居ます。こちらは10万都市での出来事ですが、採算が取れないと云う事で美術学校を廃止しようとしています。芸術には空腹を忘れさせ、元気にする力が有ります。伝統は我々の所持品ではなく未来に引き継ぐ責任が有ると思います。

日本からフィンランドでボランティアー活動をしたくて女性がやってきた (協会ニュース KIPPIS Vol.15 掲載記事)

 2010年10月22日

 日本からフィンランドでボランティアー活動をしたくて女性がやってきた。学生のころからボランティアー活動で障害を持つ子どもの養育ヘルパーの様な事をしてきたと言う。
日本の派遣機関がこちらの受け入れ機関に連絡し、アレンジされた児童施設でヘルパーの様な事を始めた。ところがしばらくして問題が持ち上がった。それで僕に連絡が来た。問題と言うのは彼女の行動が施設にとって問題でそれを忠告しても聞く耳を持たないと言う事で有った。その彼女の行動と言うのは子供たちを対象にした所謂ネコかわいがりで有る。彼女にしたらもっとかわいがってやっても良いではないかと自分の自由時間を投げ出し、スキンシップを最大限発揮して一生懸命甘やかしたのである。
 継続できてこそ結果が得られる、という思想がフィンランドでは強く、継続できるかどうかが行動の判断基準に成る。“貴女が日本に帰って居なくなった後淋しさを味わうのは子供たちなのだよ”と言う説得も十分な語学力を持たない彼女には届かず“冷たい職員さんたちで子供たちが可哀そうだ”と言う事で対立することになった。それで施設から人づてに僕に連絡が有り出かけて行ったわけである。彼女は自分のしていることは正しいと信じてやまず“継続できてこそ”とは自分の立場を楽な方に置くた

めの方便と見ており、職員代表の施設長は継続できる範囲で子供たちは可愛がられていると主張すると言う平行線になった。こちらでは自分の権利は必死で守る、その代わり他人の権利をも尊重し、自分の考えを他人に押し付けたりはしないのが当たり前に成っている。確かに規律がきびしく、決められた事を守らないと食事の量が減らされると言うような罰則が有り、それで統制を取っているのは事実であり、あそこは厳しすぎると言うフィンランド人も居る。全力を尽くして説明し、お互いの言い分が相手に伝わりはした。そこで結論としてこちらの方針が理解してもらえないなら居て貰うわけにはゆかないと言う事で彼女は施設から追い出された。幸いなことに数日後こちらのボランティアー受け入れ機関が彼女に重度の障害を持った成人のコミュニティー施設を紹介してくれ、そこで働くことになった。今度は相手が大人なので何も問題なく、献身的な努力が受け入れられ皆に好かれ彼女もやりがいを感じながら派遣期間を務めあげ帰国していった。なかなか難しいものである。根底に日本人は自分が倒れても後を引き継いでくれる人が居ると言う国民の数が多いと云う事をバックにした楽天的と言うか、性善説的なところが有る。一方自分は自分で守るしかないと言う考えが強くベースに成っているのがフィンランドで有る。

アイスランド噴火、留学生のうれしいメッセージ

 2010年 4月20日

 アイスランドの噴火すごいですね。人間のおごりへの警告かも知れませんね。インターネットの帰国した人たちの新聞記事を読んでの感想と留学生の感想をおくります。
 雪は庭の日陰に少し残ってます。湖の氷は岸部が少し融けています。


            *** *** ***
 
 やる事がないなんて、スペインにまで行っていて!!
 スペインに新婚旅行に出かけ、3日遅れで帰国したXXさんは「スペインで延泊したが、やることがなくなり、ホテルでゲームをして時間をつぶした。」
“もったいないな〜” “かなしいなー!!”



           

こちらに留学中の高校生からうれしいメッセージが来ました。
留学生: こんにちは!お久しぶりです。お元気ですか?
児 島: 有難う元気です。
留学生: 実は、一つ質問があります。このチャットで質問してもよろしい
      ですか?
児 島: いいですよ。
留学生: ありがとうございます。実はフィンランドの教育は一人一人が
      “考える”ことのできる人を育てる教育だと気付きました。
児 島: そう、よかった、そこが日本の教育とのもっとも大きな違いだと
      思います。
留学生: はい!しかしそれが実際にフィンランドにどう良い影響を与え
      てるのかがよく分からないです
児 島: フィンランドに良い影響を与えるかどうかでなく個人個人の幸せ
      にどれだけ寄与しているか考えた時、考える力があるなしで
      大きく違ってくるのではないかな?
留学生: あ、そうですね!!!それが直結して、どうフィンランドに良い
      影響を与えてると考えるのはよくないですね。
児 島: 考える力がないと振り回されるものね。個々を大切にというの
      が根底にあると思います。
留学生: すごい貴重な意見を聞けました。実際にここにいるのでよく分
      かります。ありがとうございました!!
児 島: よかった!!
留学生: また質問することがあるかもしれませんが、その時はよろしく
      お願いします。
児 島: いつでもどうぞ、一緒に考えよう。
留学生: はい!では、ホストの手伝いに行ってきます!!
児 島: それではまた。

最近の新聞記事から 〜冬用タイヤ〜

 2010年 4月 2日

 日中気温が完全にプラスに成り、雪がどんどん解けています。夏時間に成り、まだ眠たいです。このイースター休みの間に調整せねば。
 さて記事を送りたいと思います。

 今日は、最近読んだ記事からちょっと気になることを。
 高岡のあたりでは冬にタイヤを冬用タイヤに替えると云う事はあるのでしょうか。こちらでは義務付けられており基本として12月から2月末までは冬タイヤ着用が義務付けられており、スパイクタイヤ(スタッド)の利用は路面保護のため11月1日から3月末までに限定されています、スタッドレスは使用期間が限定されていないことからスタッドレスが減ってきたと知ったら、また冬に使うのは危険と考えて冬が終わっても夏タイヤに履き替えず、そのまま履きつぶす人が多いのがこちらの現状です。ところがそれがたいへん危険であることが調査で明らかになりました。減ったスタッドレスは同等に減った夏タイヤに比べウオータープレーンニン

グ、すなわち水たまりを通過時にタイヤと路面の間の水が排出されず水上スキーのようにタイヤが水面を滑る現象が非常に起きやすく、同等に減った夏タイヤより時速40キロも低速で起きると云うことです。また、同じ程度磨滅した夏タイヤの車とスタッドレスの車が同時に走って120キロでブレーキをかけた場合、夏タイヤの車が停止した時、磨滅したスタッドレスタイヤはブレーキの効きが悪いため減速が遅くて、まだ時速70キロまでしか減速していないとの事です。もったいないと考えてそうするのでしょうが、考えると怖いですネ。

             

最近の新聞記事から

 2010年 3月17日

 肥満からくる脂肪肝をベリ―を食べることで防ぐことが出来る。フィンランド人の肥満は脂肪肝を国民病にする危険がある。ツルク大学での研究で、61人の肥満女性を2グループに分け一方のグループには5か月にわたりブルーベリー(Mustikka)、こけもも(puolukka)、くろすぐり(mustaherukka)、くろうめもどき(tyrnimarja)の製品のなかから3種類を毎日摂取させたところALAT値(肝臓の脂肪値)が23パーセントも下がったと食品化学のHeikki KALLIO教授が発表。3カ年計画の調査の第一期の実験結果がEuropean Jounal of Clinical Nutrition 誌 に発表された。

 この冬はまれにみる厳しいものでした、1月の平均気温は23年ぶりとかの低さでした。ラハティ(北緯61度、北極圏まで約700キロ)の2月の平均気温はマイナス10.2度、最高気温は28日のプラス1度、最低気温は23日のマイナス27.3度でした。おまけに雪も多く、ラハティ測候所のデーターで24日が最高で70センチ積もっていました、しかし自重で28日の積雪量は64センチに。屋根が壊れる恐れがでて、大臣まで雪下ろしをしている写真が紙面に出て奨励され、なれないために屋根から落ちるけが人が続出ました。それであわてて、まず屋根に積もっている雪の量を確認してからと訂正され、一人ではやるな、命綱を使え、屋根材を痛めないため10センチほどは残せとかでました。その確認の仕方を要約します。プラスチックパイプ、ビニールふくろ、測りを用意。雪面にパイプを垂直に差し込み屋根に届いたら周辺の雪を退かせてパイプの底を閉じ、パイプの中の雪を袋に移し、重量を量る、パイプの内径を量り、半径cmx半径cmx3.14とパイプ内面積を出し、雪の重量をそれで割れば単位重量が出る。しかしどこにも雪おろしの必要な数値は書かれていませんでした、自己責任と云うことでしょう。我が家の屋根も吹きだまりに平米あたり300キロ載ってました。今もどこもかしこもしっかり雪だらけです。

 添付の左表は2月の気温です。左から日にち、平均気温、最高気温、最低気温、降雨量(雪を溶かして測る)、積雪量。右図は1981年からの2月の平均気温です。

  

ポッパナ(織り)  Poppana

 2010年 1月 7日

 日本ではポッパナ(織り)が裂き織りのようなものと解釈されているようですが、これは誤りです。
 共に布地を横糸の素材に使いますが各々に向いた布を使います。それで織りあがった物の感触は大きく違いますし、用途も違います。フィンランドにも裂き織りはあり、敷物などを主に織ります。ポッパナでは繊細な用途の物を作ります。ポッパナと裂き織りの大きな違いはそれらの横糸です。裂き織りの横糸は文字通り布を地の目に沿って裂いて作ります。ポッパナの横糸は布をバイアス(斜め)に細く切ってつくるのです。斜めに切った事で毛羽立ってあの柔らかいコールテンの様な手触りが得られます、裂き織りではそれほど毛羽立ないのであの手触りは得られません。機会が有ったら手をきれいに洗ってから触らせてもらう事をお願

いしては如何でしょうか。織り物をやたらに触るのはやめましょう、織り物は汚れやすいのです。また織り機に掛っている縦糸はけっして触らないように、弦楽器の様で触ってみたい魅力にあふれていますが、伸びるし切れる事も有ります。こちらでは子もの時に教えてもらっているので触る人はいませんと言いたいけど、魅力に負ける人もたまにいます。
 「ボッパナ織り」こちらでは”織り”は付けないけど、日本ではあまり知られていないからまだ必要ですね。
      

フィンランドのクリスマス

 2009年12月 4日

 こちらの調査でクリスマスがかなりの割合の人のストレスになっていると言う発表が有りました。
 かなり商業化した事へのジレンマ、プレゼントが派手になったこと、だれに何をプレゼントするか考えねばならない事、あと何日でクリスマスと一日に何度も周囲から聞こえてくること、クリスマスの為の大掃除などが原因との事です。そうは言っても楽しいストレスみたいです。
 Pikku Joulu(ピック ヨウル Small Christmas)と言って職場とかの仲間でパーティーをクリスマスの前に楽しみます。オジサン・ロックバンドの演奏が有ったり、福引が有ったり、寸劇が有ったりとにぎやかに楽しむ人たちが多い様です。付き合いの多い人は梯子に成る日も有り、昨日友人の一人が参加したのがちょっと変わった趣向で、近くで1杯引っかけた後みんなでサーカス見物なんて言うのもあります。もちろんアルコール抜きで楽しむ人たちもいます。

 クリスマスは家族で楽しみます。クリスマスイブは本当に家族水入らずで楽しみたいのです。ですから、本当のクリスマスを楽しみたいからとその時期にフィンランドの友達を訪れるのは文化を知らない事になりますからご注意を。彼らは受け入れてくれますが、それに甘えるのは恥ずかしいことではないでしょうか。だれだれさんクリルマスイブに来たんだよねと後々まで語り草になります。
 忘年会と言うのは有りません。新年会も有りません。こちらの日本人会などではやりますが。
 それではお元気で。


建築の向こうに見えるもの

 2009年11月27日

 下記はフィンランド在住30年の建築家 加藤英俊さんが日本クラブ会報に書いたものですが非常にいい文章だと思うので転載許可をお願いしました。オーケーを貰いましたので転送します。

*建築の向こうに見えるもの*

 私はゆとりのあるこの国の生活をとても気に入っています。 外国に住む場合、その 国民のものの考え方や価値観を知ることはとても有益です。 私の専門である建築の 仕事を通して見えてくる、それらの価値観の話を紹介したいと思います。 フィンラ ンドでは建築許可を申請すると、市民で構成された委員会による、外観の審査を受け なければなりません。 街の景観も市民の財産であるという考えに基づいている訳で すが、日本なら自分の土地に自分の金で好きな建物を建てて何が悪い、となることで しょう。 フィンランドに奇抜な外観の建物が極端に少ないのはこういった理由から です。 ネオンサインも厳しく規制されています。
  街の景観といえば、今後ヘルシンキの中心街が、ガラス張りのビル街に生まれ変わるということはまずありえませ ん。 古い建物のほとん



 どは歴史的保存建物に登録されており、その補修さえも厳し く管理されているからです。 1960年代までは中心街でも古い建物が壊されて近 代的なビルが建てられましたが、そこから市民が学んだ答えは、保存でした。 歴史 という目に見えないものを残す手段は目に見える物を残すしかないからです。 一度 壊せば元には戻せないということを学んだ結果です。 日本では街の景観は激しく変 化します、建物の生産性が悪くなればためらう事なく壊されて近代的なビルに建て替 えられるからです。 建物も車や家電製品と同じ扱いですね。 今度、ヘルシンキの 中心街を歩く時、ショーウインドウばかり見ないで古い建物の上の方も見てやってく ださい。 美しく着飾った建物や、威厳に満ちた建物など表情があって楽しいですよ。


サヴ・サウナ(スモーク・サウナ)

 2009年11月24日

 『タトゥさんと話そう!トーキングサロン実施報告』のなかのサウナの記述で、薪を燃やしてスモークを充満させる伝統的なサウナもあるそうです。と ありますが煙の中に入るのではありません。これはサヴ・サウナ(スモーク・サウナ)と呼ばれるもので、温まった小屋の中で蓄熱した石に水をひしゃ くで撒き立ち上る蒸気で入るサウナです。サウナを楽しむためにその前に大量の石を暖める手段として小屋の中で火を燃やして石とサウナ小屋を暖 めるのです。小屋の中に石組の火床(かまど)を作り(煙突がない)その上に石を積み、その石の間を煙が通って石を暖めるようにし、サウナ小屋を暖 めた煙が煙出しの小窓から出るようにしたものです。暖める時は小屋に煙が充満して居ります、充分に石が温まると言うより、石が焼けたら出入り 口、小窓を全開し、残り火、灰を外に出

し、石に水を何度か掛け、言葉の通り焼け石に水です。その蒸気の圧力で小屋のなかの煙、空気をすべて外 に出し、これを充分にしないと一酸化炭素中毒になります。それから新鮮な空気の中でサウナを楽しむのです。充分に石を暖めるのに時間がかかりま す、強い火力で暖めたからと言って早く石が中まで十分に温まるものではなく、じっくりと時間をかけた方が石の蓄熱量が多く、長くサウナを楽しめる ようです。入るまでに準備に時間がかかるので忙しい現代人にはこのサヴサウナを持っている人が少ないですし、入ったことのない人も時々います が、最高のサウナで有ると言う事は皆知っています。ヘルシンキ周辺でも味わえますから体験してください。


フィンランド便り (協会ニュース KIPPIS Vol.14 掲載記事)

 2009年10月19日

 日本の友人から聴いた話である。彼がたそがれ時に歩いていたところすんでの所で高校生の乗る無灯火の自転車に衝突されそうになった。そこで無灯火をたしなめると何であんたにそんなこと言われなきゃならないのだとすごまれたとのこと、そこで無灯火は危険で実際のところ自分はもう少しで被害を蒙る所で有ったと言うと、無灯火は自分だけではない、他に走っている無灯火の自転車はどうするつもりだとますます勢いづいてすごんできたとのこと。お灸をすえるのも悪くないと思い、110番に掛けると二人組の巡査が来るには来たがはっきりと無灯火を注意することは無く、若い方の二十歳代後半の巡査に至っては我々の世代は注意されることに慣れてはいないので云々と逆上する高校生をなだめ出す次第との事。これを聴いて日本は大変な事に成っているなあと思いました。ところがこんなことには危機感など一向に感じないのが平均的な日本人だとのこと。お巡りさんがうるさいからと頭に載せているだけとしか思えない原付に乗る人のヘルメット。やっと義務付けられたチャイルドシート。義務付けられていないプレジャーボートでの救命胴衣着用など気になることが多いです。最近こちらでは水上での飲酒の容認プロミール量が今までの1.5から1に引き下げられました。フィンランドでは年間約2500人がアルコール飲用関連で亡くなっており、水死者約200人のうち8割が飲酒していたことが明らかになり取り締まり強化と言う事に成りました。ボートの上での救命胴衣の着用は義務化されており常識として守られてが、アルコールが入ると通常ではするはずがない行動をとる場合が多く、それが水死につながるとの事です。ちなみに成人フィンランドでは18歳の約90%に飲酒の習慣が有り、酒を飲まない人々が1990年には14%居たのが現在は8%、40年前に比べると28%減ったとの事です。そして年間の成人の飲酒量は一人当たり10.3リットルに成るとの事です。

 最近の話題からもう一つ、ラハティは人口十万人で8番目の都市ですが、市の巡回家事サービスを受けている人がトータルで約4000人、内訳は通年サービスを受けている人が約1500人、例えば手術後の養生期間などで一定の期間サービスを受けている人が常時約800人居り、その人たちを250人のサービス担当者が21のチームに分かれてかわりばんこに訪問サービスするシステムに成って居ます。わざわざサービスの人が来てくれた時に玄関まで行って鍵をあける必要がないように、サービスを受ける家庭は多いと7個の鍵を用意する必要が有り、訪問サービスの人は多数の鍵を管理する責任が有るだけでなく、担当者が急病になたとするとピンチヒッターがカギの受け渡しに出向かねばならないなどのトラブルが有ったのを何とか出来ないかと考え、携帯電話をキーとして使う電子ロックシステムを一区画で1年間試用したところ実用に成ると確信が得られ、2011年までにそれら全家庭の錠前を電子ロックに市が負担して替える事が先週市議会で承認されました。サービスを受ける側にも、担当者にも負担が軽くなり良いことだと思います。それにしても鍵を預けられると言うしっかりとした信頼関係が出来あがって居るのは大したものと思われませんか。日本の新聞をインターネットで読んで居りますが気がめいる記事の多さに悲しくなります。

ラハティの訪問サービス。高齢者に目薬をさしてあげているところ。

Copyright (C) 高岡フィンランド協会 All Rights Reserved. tpl by pondt