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皆さん、まずは何も言わずこちらの神秘的・幻想的な風景をご覧ください・・・。


会社の外観会社の外観

会社の外観会社の外観

・・・はっ!(われにかえる)
ところで、このガラスの神殿を思わせる建物、実はここ高岡にあるんです!みなさん、これ、ホテルや美術館じゃないんですよ!高岡に本社を置く企業の事務所兼工場なんです!岩坪工業団地内にある三芝硝材株式会社さんが、京都の建築家:望月協子さんの設計により、自社で製作した高さ10m幅2mの特大合わせガラスを40枚!も用いて平成17年10月に新築したのがこの建物。今回、(社)富山県デザイン協会が三芝硝材さんの新工場見学会を企画されたと聞きつけ、ケイちゃん率いる取材班もと〜ぜん参加させていただきました!!



あの韓流スターも触れた!?デザイン合わせガラス

集合場所


集合場所となった社員食堂で、まず目に飛び込んできたのが(平成18年3月)現在放映中のテレビドラマ「輪舞曲(ロンド)」のポスター。チェ・ジウと竹野内豊の共演で話題です!でもなぜこんなところに!?実はこのドラマのセットになんと!三芝硝材さんの製品が使われているんです!そう、そう、あのシーンとか、あのシーン・・・。

http://www.glass3.jp/20060116.html
http://www.glass3.jp/20060123.html
http://www.glass3.jp/20060128.html


ドラマの担当デザイナーの目に止まり、「これだ!」と採用が決まったそうです。モワレガラス、クラックガラスなど三芝の製品が沢山出演していますよ!本当にすごい会社っ!

ジウ姫に触れられるのなら僕もガラスに挟まれた〜い・・・・・・
・・・はっ!!(再びわれにかえる)



今回は、高岡でも話題の新工場見学ということで、70人もの参加者となり、4班に分かれての見学会となりました。我々ニッポンブランド取材班は開発部長の堀岡さんにご案内いただきました。



省エネ、地球温暖化防止に大きく貢献!〔複層ガラス〕

見学

堀岡部長(以下「堀岡」):まずここは複層ガラスの工場です。複層ガラスはガラスとスペーサーを接着するブチルゴムで性能が決まると言っても過言ではありません。2枚のガラスに挟まれた間の乾燥空気層が、外気としっかり遮断されることで断熱材として働き、冷暖房効率が著しく高まるので省エネと地球温暖化防止に効果を発揮するんですよ。

複層ガラスの構造図
複層ガラスの構造

ケイちゃん(以下「ケ」):2枚のガラスの間の空気を完全に密封するわけですね!複層ガラスには断熱効果の他にどんな特徴があるんですか?
堀岡:スペーサーの中に乾燥剤を入れてあるんです。これにより製造時に入り込んだ湿気や、わずかに侵入してくる水分子を吸収して結露を防ぎます。この部屋では2500mm×4000mmまでのガラスであればコンベアーに乗せて自動接着が可能です。また、この部屋の中は常に室温22〜23度で一定にしています。これは、外気温の変化により空気層の中の乾燥空気が膨張するのを防ぐためなんです。
:やはり大きなものの中にも細かな気配りが必要なんですね。(納得)

 


いろんなものを挟んでオリジナル製品を開発!!〔合わせガラス1〕

合わせガラス堀岡:次に、合わせガラスの工場を見る前に、こちらをご覧ください。ガラスとガラスの間に様々な素材を挟み込んだ特殊合わせガラスの見本です。
:本当にたくさんのデザインがあるんですね!でも、この漆を挟み込んだものなどは、本物の漆なんですか?
堀岡:ええ、PET(ポリエステル)フィルムの表面に漆を実際に塗り、それを中間膜で挟み、さらにガラスで挟み込んで作っています。



  合わせガラスの構造
 
合わせガラスの構造図

:ガラスは屋外に出るものですが、日光による漆の劣化などの問題はないんですか?
堀岡:もともと、ガラスの間に入る中間膜自体が紫外線を99%カットするものですから、そのような心配はありません。実は開発段階で本物のイチョウの葉を挟んだものも試してみましたが、UV(紫外線)カット性能が良すぎて、葉っぱが光合成できずに、すぐ枯れてしまいました(笑)。ですから、こちらのイチョウなどの葉を挟み込んだものは、本物の葉ではないんですよ。
:やっぱりいろいろと研究されてるんですね〜。

 

合わせガラス堀岡:和紙を封入したものは、トヨタの欧州向け高級車ブランド「レクサス」のショールームのパーテーションに採用されています。
:OH!間仕切りもプレミアム!!



日本最大の製造設備で他の追随をゆるさず!! 〔合わせガラス2〕 

堀岡:続いて、ここが合わせガラスの工場です。この現場では自動車のフロントガラスに用いるのと同じポリビニールブチラールを中間膜としたガラスを製造しています。合わせガラスの特長は、衝撃によって破損しても破片が中間膜に強く付着することにより、ガラスの破片が飛散することを防止する点です。

オートクレーブ:この中間膜は白いですね・・・。色付きガラスですか?
堀岡:いえいえ、これは中間膜に細かな凹凸があるために白く見えるだけなんですよ。この中間膜をクリーンルーム内で技術者の手作業で丁寧にセットし、ローラーでプレスしながら中間膜の空気を抜いていきます。(予備加圧)その後、オートクレーブ(加圧・加熱釜)の中で加圧・加熱(13kg/cm2 ・130度)すると接着完了です。この工場には最大12mの製品まで成形できる国内最大のオートクレーブがあり、お客さんの要望に幅広く応えられるようになっています。ですから、全国のさまざまな建築物に採用していただいているんです。(詳しくは三芝さんのホームページに紹介してあります。http://www.e-glass.jp/awase.html



オートクレーブと取材班
:調査員と比較しても、ほんとうに大きいですよね。(右記写真)
堀岡:これだけ大きいものですから、他の業者さんで、中に人が入っているのに気付かず稼動させてしまう事故があったそうです。そのような事故を防ぐために、ここではオートクレーブの中にオートバルブコックを付けてあり危険時には空気が入るように工夫してあります。
:ほっ・・・!よかった。(ってほんとにガラスに挟まれる覚悟やったんか〜ぃ?)

 


製造中のカウンター:この円形の製品は何ですか?
堀岡:現在六本木に建設中の国立新美術館の中で使われるチケットカウンター、カフェカウンターなんです。組み立てた状態では運べないので、パーツを現地に運び、私たちも現地に行って組み立てます。そこで実際の組み立ての確認を今行っているんです。、
:これだけのものだと作るのも相当大変そうですよね。
堀岡:ええ、最初は構造的に困難が多く、お断り申し上げたのですが…「どうしても!」ということで受注しました。
:やはり三芝さんの他にまねできない技術力の高さを信用してのお願いだったんでしょうね。出来上がりをぜひ見てみたいな〜。



 

衝撃もド〜ンと来い!〔強化ガラス〕

パズル堀岡:最後に強化ガラスの工場をご案内します。強化ガラスは、板ガラスを炉内で670〜680度に加熱したのち、ただちに炉外に出し、急冷することで強度を増加させて製造します。けれども、厚みが大きくなればなるほど、ゆっくりと冷やす必要があります。
堀岡:この新工場では強化ガラスの大型化指向にも対応できるよう、3100mm×7000mmの強化ガラスが製造できる機械を導入しました。
:三芝さんのいかなる困難な要望にも応えていこうとされる姿勢がよーく分かります。(一同、感心…)
堀岡: また、こちらは生板ガラスの変形加工サンプルになります。
:うわーっ!ガラスでパズルも作れるんですね!

 


以上、堀岡さんに工場内を案内していただき様々な特殊ガラスの製造過程をご説明いただきました。三芝さんではガラスを使った家具やインテリアも提案しておられ、ガラスの無限の可能性を垣間見ることができた見学会でした。
僕も将来、彼女とこんなガラスばりの家に住むのさ…そして隠し事なんてない家庭を築くの…(すんません、なんかうまいこと言ってます)。
・・・はっ!!!(三度われにかえる)

取材にご協力いただきました三芝硝材さん、富山県デザイン協会さん、今回は本当にありがとうございました!

 



会議室テーブル

三芝硝材株式会社
〒933-0974富山県高岡市岩坪23番地の2
TEL0766-24-6811(代) / FAX0766-27-1222

三芝硝材株式会社 ホームページ
http://www.sanshiba-g.co.jp/


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