|
グルグル年代記 時代につれて回るぜんまい
 |
|
時計のぜんまい部分
|
ケ:ホントに数え切れないくらいの商品で使われてますね。
今ではこんなにたくさんの需要を得る会社ですが、どのようにぜんまいの生産が始まったんですか?
飯:昭和21年、そのころは速水製作所の発条部門という名前でしたが、当時主に作っていたのは、昔の家によくあった大きな柱時計のぜんまいでした。
その後、昭和30年代になると電化製品をもつ家庭が増えて、いろいろなタイマーの部品として使われるようになります、タイマーはオーブンとか二層式の洗濯機とか扇風機にも付いていましたし、長野の諏訪にある三協精機さんから精密ぜんまいの仕事がたくさん入ってきたので安定して仕事も増えていきました。
昭和50年代には自動車にも使われるようになります。ホンダ 「ロードパル」通称:ラッタッタというスクーターにはキックスタータの代わりに、ぜんまいを巻く足踏みのペダルがあって、巻いたぜんまいの力で楽にエンジンを掛けられるようになっていました。
技術の進歩によって世の中にいろいろな製品が生まれる中、その需要に合わせた幅広い種類のぜんまいを作ってきたことによって今の会社があると思っています。
ケ:なるほど、確かな技術と柔軟性、これはものづくりをするうえで必要不可欠ですね。
江尻部長:現在では、中国広東省珠海(マカオの隣接地)にも生産工場があって、扇風機のヘッド部分を支える部品をはじめ、タイマー、コードリール用ゼンマイなどを大量に作っています。こちらの工場は”世界の工場中国”で製造されて輸出される製品向けの部品ばかり生産しています。
ぜんまいばねができるまで
ここから、工場内も案内していただきました。
まずは、このテープ状の金属を削って端を丸くします。束ねるとまるで大きなCDのように輝きます。
 |
その後小さく丸めて熱を加えると固まります。このときの巻きの大きさでぜんまいの力の強さを調節します。 |
|
|
 |
先ほど丸めたものを反対にそり返して巻きカバーを取り付けて完成。
|
|