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黄銅/継手

蛍光灯のピン、ガスコンロの吹き出し口、カメラレンズのマウント、自動車の計器類やラジエーター部品、携帯電話の充電用差込口、パチンコ台のクギ、…etc。

みなさんもどこかで必ず目にしている「金色のモノ」。これは黄銅(おうどう)と呼ばれる合金ですが、鍛造用・切削用の黄銅棒の生産・販売では日本一のシェアを誇っている会社が、この高岡にあるんです。
黄銅が使われている製品例

一方、継手(つぎて)やメッキ加工の分野においていち早く「脱塩ビ」「鉛レス」の商品を開発し、環境に配慮した製品としては日本一のシェアを占めているのもこの会社。

それが『シーケー・サンエツ・グループ』さんです。

継手の一例

シーケー金属株式会社サンエツ金属株式会社を中核としたグループ企業です)



代表取締役社長の釣谷さん今回はグループの代表であり、シーケー、サンエツ両社の代表取締役社長である釣谷宏行さんにお話を伺いました。



まずは…そもそも黄銅って何?

金に似た色をしている、銅と亜鉛の合金です。特に亜鉛を30%〜40%使用しているものは真鍮(しんちゅう=ブラス)と呼ばれ、古くから金の代用品として装飾品に用いられ、日本でも仏具などに利用されてきました。ブラスバンドの"ブラス"も、この真鍮を用いた楽器を使っているからそう呼ばれているんですよ〜。

また、多くの優れた特性を持ち、それを活かした製品が生活のあらゆる分野に及んでいます。

特長
用途例
電気伝導性が高い 蛍光灯のピン、パソコンや携帯のコネクタ
加工しやすい ガスコンロのバーナーヘッド、ファスナー、ネジ、ボルト、ナット
メッキやはんだ付けが容易 台所やトイレなど水回りの蛇口やナット
磁性を帯びない 自動車の計器
熱伝導性が高い 自動車のラジエーター、瞬間湯沸器


あら、こんなところに黄銅が!?

優れた特性を活かし、日常の様々な場所で活躍している黄銅製部品。その中でこんなにもサンエツ金属さんの黄銅が使われています。その中で代表的なものをご紹介しましょう。

No.
製品、シェア
サンプル画像
【基礎材として】 快削黄銅管は国内で一社のみ、黄銅線は国内50%、黄銅棒は25%
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カメラレンズのマウント  世界で90%を独占
サンプル
ガスコンロの吹き出し口
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エアコン  
パチンコのクギ
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蛍光灯
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バス・トイレ水栓金具
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自動車の計器
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携帯電話のコネクターピン、電池の反応棒
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10
パソコンのCPUのピン
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高い技術力が高いシェアを生み出す

均一な大きさ、密度、滑らかな表面…など、これらを安定かつ高品質で維持するのは相当に難しい技術です。特に快削黄銅管など"中空状態"を作り出す過程にはさらに高レベルの技術を必要とするため、日本ではサンエツ金属さん1社のみが、安定した供給を可能にしています。

これらは原料の溶解から鋳造、押出し、抽伸、焼鈍、矯正、各行程ごとの厳しい検査などを一貫して行う「一貫ラインシステム」を導入し、日々技術改良に取り組んでいるお陰だとか。


継手例おつぎは継手

継手…と聞いても馴染みのない方も多いかもしれません。ですが、ガス・水道・排水など、現代の私たちの生活には欠かせないものなんです。

え? それがどこかって?

左の図のように、管と管を繋いでいる部分があるでしょう?
これが「継手」です。


取材風景キーワードは「環境」と「技術改良」

従来の金属継手は、原材料に微量ながら鉛を含んでいるもの、塩化ビニールを用いたものばかりでした。今の時代、このような製品を作り続けていたのでは、これからの時代・消費者には受け入れられない、シーケー金属さんはそれを敏感に感じ取り、いち早く鉛を含まない「鉛レス」製品や、塩化ビニールを用いない「脱塩ビ」製品の開発に取り組まれ、今やこの環境対応分野では業界トップのシェアを誇っておられます。

また、従来の製品が持つ性能に満足することなく、常に新しい改良も加えてきておられます。

透明素材を用いた継手 例えば管と管を繋ぐためには、継手に対し"ネジ"の要領で回し入れたり、管を押し込んで"プレス"と呼ばれる接合をしたりしますが、人の手ならばともかく工具による配管工事だと、中途半端なねじ込みやねじ込み過ぎて継手が壊れてしまうことが発生したり、継手を使用する箇所が多いとプレス忘れをしたりすることがあるそうです。

これらを回避するため、透明な素材で継手を作って接合部分を視認できるようにしたり、接合部分のプレス忘れがないよう締め終わった継手にはサインが出るようにしたりと、"かゆいところに手が届く"改良を行い、多くの実績をあげておられます。

プレス確認が出来る機能を備えた継手

環境に配慮することに早くから取り組まれたこと、たゆまぬ技術開発・改良を行ってきたこと。この辺に成功の秘訣がありそうですね。



最後に釣谷さんから「これからも業界をリードしていくよう仕掛けていきたい」と、力強いお言葉をいただきました。今後の展開が楽しみですね。


(継手)シーケー金属株式会社
〒933-0983 富山県高岡市守護町2-12-1
TEL0766-21-1448 / FAX0766-22-5830
http://www.ckmetals.co.jp/
(黄銅)サンエツ金属株式会社
〒933-0002 富山県高岡市吉久1-4-1
TEL0766-84-8300 / FAX0766-84-8344
http://www.sanetu.co.jp/


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