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01高岡の銘酒「勝駒」に酔いしれる
 
蔵元のこだわり
 

 城下町としての歴史を持ち、港や水路などの物流拠点にも恵まれた高岡市内にはかつて多くの酒蔵があった。現在残っている造り酒屋は3軒。その中の1軒「清都酒造場」で造られているお酒が高岡を代表する銘酒「勝駒」だ。
 今回は「勝駒」のおいしさの秘密にせまるべく、蔵元である有限会社清都酒造場の清都康介さんにお話を伺った。




    酒の味はお米から


清都酒造場で販売されているのは、
勝駒大吟醸「特吟」(限定)
勝駒大吟醸
勝駒純米吟醸
勝駒純米酒
勝駒特別本醸造
かちこましぼりたて生原酒
の6種類。
このうち上3種には「山田錦」、下3種には「五百万石」という酒米が使われている。

お酒を造るにはお米の
粒が大きいほどいい。
お米を削れば削るほど美味しいお酒ができるからだ。
大粒のお米は寒暖の差があるところでしか獲れない。
兵庫県の「山田錦」、南砺地方の「五百万石」が適しているため、わざわざそこのお米を仕入れている。

水はもちろん高岡の超軟水を使用。
超軟水を使うと硬水に比べて発酵時間がかかるが、きめ細かく深い味わいの酒ができる。


酒米


    酵母は酒の命

お酒の仕込みの最終段階で、酵母を加える。酵母の種類によってお酒の性格がガラリと変わるそうだ。清都さんが使うのは「金沢酵母」を元株に、清都酒造で培養した「オリジナル酵母」。一部「協会7号」という簡単には死なない強い酵母を使っているお酒もあるのだが、ほとんどのお酒には必ずこのオリジナル酵母を使う。

はかなくて、弱く、扱いが難しい繊細な酵母なのだが、この酵母をあえて使うのは清都さんの目指す上品な酒に仕上げたいからだ。この酵母を使うと、金沢生まれ高岡育ちの「北陸美人」のようなお酒ができると清都さんは表現する。

日本的、控えめ、味と香りがやわらか。しなやかさ、上品さ。勝駒にはそんな思いが込められている。



    貴重な生酒

秋に収穫した新米を使い12月の中旬から酒造りは始まる。
いちばん初めに搾り出される火入れされていないお酒、それが生酒(なまざけ)だ。
吟醸酒の人気は県外から火がついたが、この生酒は地元から県外へじわじわ広がった。
まさに地元発信のお酒である。

生酒の解禁日は2月1日。
数も少なく格安のため、売切れ御免の品。
酒好きにはたまらない。
同じ造り方をしていても、お米の出来や気温によって、毎年味が違う。
解禁日には常連たちが集まって「今年のは、出来がいいね」「何年のはやっぱり最高に美味かったな」などと盛り上がる。自分が造ったお酒を飲み、皆がああだこうだと言い合うのを聞いていると「酒蔵をやっていてよかったな」と清都さんは言う。

お酒を飲む人なら是非一度この生酒を楽しんでほしい。



勝駒


    高岡の料理に合う

高岡で生まれた勝駒は、自然と高岡の料理全てに合うように出来ている。

各地では地域独特の日本酒が好んで飲まれている。
これは流行りに左右されず地域に根ざし、地域の食文化や生活様式と共に育ってきた証である。
高岡の勝駒も例外ではない。
長年地域に愛されているということは、高岡の味に一番合うから選ばれ続けているのであろう。

お酒の味を楽しむなら是非冷やで飲んでほしい。



   「勝駒」種類一覧表

商品名
容量
(ml)
価格
(円)
原料米
精米歩合
(%)
勝駒 大吟醸「特吟」(限定)
720
3,780
山田錦
35
勝駒 大吟醸
1,800
5,250
山田錦
40
720
2,835
勝駒 純米吟醸
1,800
3,990
山田錦
45
720
2,100
勝駒 純米酒
1,800
2,940
五百万石
50
720
1,575
勝駒 特別本醸造
1,800
2,100
五百万石
55
720
1,155
かちこま しぼりたて生原酒
1,800
2,310
五百万石
60
720
1,155
 
 

   日本酒の種類

精米歩合
純米タイプ
本醸造タイプ
精米をして残った白米の割合 醸造用アルコールをくわえないタイプ 醸造用アルコールを加えバランスをとるタイプ
70%以上 普通酒 普通酒
60%〜70% 純米 本醸造
50%〜60% 純米吟醸 吟醸
50%以下 純米大吟醸 大吟醸
 
 
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